綴じられた台本から
僕らに先がないことを知る

お読みいただきまして、ありがとうございます。
とりあえずBGM置いときます。



さて、私をご存知の方はお察しいただけているかと思いますが、
本作品はほとんどノンフィクションとなっています。
当然のようにキモいとこは都合よく脚色。

1月末、いつものように某デパートを歩いていたら、
6階の催事場でバレンタインフェスが開かれているのを知り、
デパ地下へ向かう下りではなく、
6階へ向かう上りのエスカレーターに乗りました。
実際はデパ地下じゃないわけです。
このように要所要所でウソをついています。
ご注意ください。
今更ですがこのあとがきも長いです。
ご注意ください。


さて、2023年の終わり頃から、とあるR18作品を作成しまして、
よい子は見るんじゃねぇぞ。
そこで初めて「マンガ作品」を仕上げたことになります。
他の作品にはHの最中に放置されているものもあり、
次はそのあたりを仕上げようと考えていました。
そんな中、出会ってしまったんですよ。
バレンタインフェスのポスターに。
彼らの全裸待機延長が確定しました。

本作品に登場するのは、私がエッセイモドキで描いていた女性。
未だにスマホのロック画面に居座っています。
そういうとこだぞ。
などと、自分でツッコミを入れましたが、
それゆえに本作品を描いてみた形になります。
どれゆえに。端的に言えば
彼女を描くのは最後にしようということなのです。

せっかく最後なら、フルカラーにしようか。
これが地獄でした。
豪華にしようとして、業火に焼かれました。
背景すらまともに描いたことがないのに、無謀過ぎるチャレンジ。

ところで、冒頭に紹介している神ソングですが、
敬愛する四ツ丸先生に作曲していただきました。
どうせ恥ずかしい感じに仕上げるのであれば
テーマソングがあったら恥ずいだろうと思い、
1月末にお願いしました。
今回のやりとりのためわざわざDMを開放してくれた上、
曲作ってる場合じゃないくらいご多忙の中
こんな素敵なものを作成していただきました。
しかも4分半を超える長尺。
申し訳ございませんでした。
本当にありがとうございました。

歌詞の方は私がふた晩くらいかけて考えたものです。
気持ち悪いのができたなと失笑していたのですが
四ツ丸先生を介したらエモくなりました。

余談その1。
今回の作曲に際し「お金払うので」とお願いしたのですが、
「有償依頼はやってないので対価は後日相談」
ということになりました。
タダほど怖いものはない。

余談その2。
先日、比嘉千鳥先生が、サイトの更新に際して、
「CSSが反映されてない、助けてくれ」
みたいなことをX上でポストされていました。
たぶん違うCSS読み込んでます、とリプライしたところ、お礼に
お風呂バンド謹製のいつでもお歌作る券をいただきました。
これでなんとかならねぇかな。

作品タイトルのBind Alleyは"blind alley"のもじりです。
袋小路という意味で、進展するはずのない関係性を意味しています。
そして「未来が閉じている」ことと「台本を綴じる」を関連づけて、
「綴じる」という意味の"bind"に変えているという。

さて、いくつか嘘をついている本作品ですが、わりと大きめなのは
実は少し前彼女に会っていることでしょうか。
ふたりきりではなく、彼女の親友を交えて、になります。
私自身、百合の間に挟まる男は死すべしと考えているのですが、
まさか自分が百合の間に挟まる男になるとは。
これについては色々と苦い思いをしたので封印していたのですが
この度事実を捻じ曲げて作品化することで
自分の中で綺麗に終わらせる
ことにしました。
問題はロック画面が変わってないことです。
助けてくれー!

ところでやたら食べ物を描いています。
先述のR18作品で食べ物を描くコマがありまして
流れ的に必要だったから描いたのですが、
描くうちにだんだん楽しくなってきてしまい、
懲りずに今回、カラーをつけていくつか食べ物を描いています。
描いたことないものに挑戦していきたいですね。

そういえば、惑星のチョコを買った話もウソです。
実際には惑星ではないものを渡しました。受付の人に。
ヘタレエピソードはたいてい本物です。
歌詞にも現れていますが、惑星はチョコの言い替えでもあり
一瞬出逢えたが、決して交わることのないもの
暗に表現したものです。詩的表現のために都合よく使用。
私を水星、彼女を海王星と表現しているのが、ラスト2コマです。
水星と海王星の公転周期は知りません。

ワケあってhtmlをいじる機会があり、サイトづくりが再燃しました。
レイアウトを工夫したり、スマホ版で表示を変えたりしています。
浮いたのでコメント送信を消しています。
コメントしたい奇特な御仁は、下のボタンからコメント欄へどうぞ。

本当はもう少しフィクショナルかつファンタジーなものを
描こうとしていたのですが、気づいたら
普通に自分のことを描いていました。
謙遜とか画力の問題だけでなく
色々な意味で見てられない作品
完成してしまったわけですが、
お読みいただきありがとうございました。

素敵なバレンタインをお過ごしください。

水星ペン

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