三居沢狐火事件
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『三居沢狐火事件』とは28によるWeb漫画である。『別冊少女きぼん』にて2020年12月より連載。
三居沢狐火事件 | |
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作者名 | (28) |
掲載誌 | (別冊少女きぼん) |
概要 | (推理) |
掲載期間 | (2020/12/28)〜 |
サイトURL | [ ] |
概要
明治21年の仙台を舞台にした推理物。
注意事項
かつて実在した地名・人名・固有名詞と、架空の個人名・団体名などが入り乱れているため、史実と異なる場合がある。
あらすじ
番号は話数。
- 帝都ジャアナル記者の佐藤景臣は、東北本線に乗って仙台へとやってくる。滞在予定の国見家の使用人・木常紺に案内され、軽く仙台の街をめぐる。
- 国見家の当主・国見重尚と会話し、観光がてら国見の仕事について助言を頼まれる佐藤。夜半、不思議な女性に接待を受ける。
- 出資に国見が関わっている宮城紡績工場を見学する佐藤。
作中の注釈
- 第一話
- 漫画内の仙台駅舎は明治27年建造。明治21年当時は木造平屋建ての駅舎だった。
- 当時のずんだ餅は、餅の上にずんだ餡をぽってり乗せるタイプが主流であった。
- 仙台四郎については諸説あり、必ずしも作中の話と同一ではない。
- 国見家の場所は現在の仙台市青葉区国見二丁目。史実では全く開拓されておらず、森と大きめの沼だけがあった。
- 第二話
- 国見別邸の大きさや窓の参考は、現存する宮城県榴ヶ岡公園内・旧歩兵第四連隊兵舎。
- 閨中の接待については、身内の未婚女性が行うのが常識であった。
- 第三話
- 菅克復は常に紋付袴の格好で、古武士のような風貌であったと伝えられる。紋が確定できなかったため「管」姓で一般的な梅の紋にした。
- 宮城紡績会社建設にあたって出資した地主についての名簿資料はないが、数十名にのぼったとみられる。
- 宮城紡績会社の建物は外観のみが一枚絵で残されている。左側には地下から広瀬川に排水するための堀があった。
登場人物
帝都ジャアナル
- 佐藤景臣
- 帝都ジャアナル記者。編集長の無茶振りで仙台に旅することに。
- 岡倉忠造
- 編集長。国見重尚とは旧知の仲。
- 倉木
- 編集助手。佐藤にだけアタリが強い。
国見家
- 国見重尚
- 国見家当主。せんべいが大好き。
- 国見春之
- 長男。二高生。
国見家使用人
- 木常紺
- 使用人。滞在中の佐藤の世話係として一緒に行動する。
- 銀子
- 女中頭。紺と仲が良い。
- ゆき江
- 女中。国見に来て三年目。
宮城紡績会社
- 菅克復
- 社長。
- 武田範義
- 職員。
- 山口五郎
- 職員。
銀華楼
- 玉藻
- 常盤町一等店・銀華楼の稼ぎ頭。遊郭からの外出を特別に許可されている。
外部リンク