Neetel Inside 文芸新都
表紙

中出し戦隊子供ツクルンジャー
第十一話

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その頃アワビとブルーはともに実験室へと潜り込んでいた。
ターゲットが実験室の前を通りかかった瞬間、2人で襲いかかって精子を植え付けようという考えだ。

実験室には色々な物が置いてある。
アワビはホルマリン漬けのカエルの心臓を見て、チンコを掻きむしりながら悶絶している。怖いようだ。
ブルーは棚から何か瓶のような物を取り出した。彼は何かと思い、それを確かめるべく、その液体を股間に付けてみようと思った。
これを股間に付けたらどうなるのかというと、言い知れぬワクワク感により、彼の股間はバナナボート並みに巨大化した。
瓶のふたを開け、チンコに滴下した。チンコにその液体が付着するまでのわずかな間、あまりのドキドキ感に感動し、ブルーは激しく射精した。その瞬間、その液体はかすかに、しかし確かにブルーのチンポに滴下されたのだった。

硫酸だった。

ブルーはあっけなく溶け死んだ。

一方アワビはカエルの心臓が入っていた瓶に自分の股間を入れ、その感触を味わっていた。ご満悦の表情だ。

そのころ満子はおそるおそる、自分の教室へと向かっていた。

何かが変だ・・・あの玄関で死んでいた、巨木を携えた男・・・
バスケットゴールにしがみついてオナニーしまくるあの男の姿・・・
おかしい。この学校には何かがいる・・・

そう彼女はかすかに感じていた。

普通に歩いていたのでは、後ろに何か野獣がいて突然襲われるかもしれないような、そんな恐怖感から、ここまで壁に背をぴたりと付け、ひそりひそりと歩いた。
そうまでもして、取りに来た忘れものがあるから。
そして彼女はついに自分の教室へと辿り着いたのだった。恐る恐る、教室の前のドアの前から中を覗いてみる。
誰もいない。
彼女はホッと胸をなで下ろすと、ゆっくりとドアを開け、教室の中へと入った。
一目散に彼女は自分の席へと飛びつき、その机から忘れ物を取り出した。

それはハイブリッドエンジン搭載型ドリルバイブだった。
名付けて「満子レボリューションバイブ」彼女が小さかった頃、祖母が授けてくれたものだった。
これがないと満子は一日と生きていけないような体だったのだ。
おもむろにスイッチを入れると、いつもの耳に心地よいバイブの音が響いてきた。

ゴゴオゴゴゴオオゴオオォォォォ・・・・・

我慢できず、満子は自分の陰部へとドリルバイブが入れた。最高に突き刺さった。
彼女のマン毛が硬化していく・・・


その頃、ハイブリッドエンジン搭載型ドリルバイブの轟音を聞いたアワビは、それまで犯していた人体標本(男)を投げ捨てると、高速でチンコをしごきながら音のした二階へと向かった。
彼のチンコはもう爆発寸前だった。
実は彼には考えがあった。
この精子を金玉袋内でためにためて、その粘性を増し、精子でターゲットを捕獲しようと考えていたのだった。なかなか思慮深い男だ。
彼はひたすらに我慢しながら走った。

満子は自分の股間にバイブを入れたまま、急いで家に帰る事にした。
まずは教室を出なくては・・・彼女がふと教室の廊下側の窓に目をやると、そこには人影がちらりと見えた。
彼女は一瞬背筋が凍るような感覚を覚えた。しかしよく見ると髪が長く、体もすらりとしている。

「女の子・・・?」

彼女が小さくつぶやくと、その影はゆらりと動き、フッと消えてしまった。
聞こえるのは、自分の張り裂けそうな心臓の鼓動と、ドリルバイブのウィ~ンウィ~ンという虚しい音だけ。
今のはいったい何だったのだろう・・・と思っていると、ヒタヒタヒタという廊下を走ってくる音が聞こえた。彼女はとっさにしゃがみ込み。身を隠した。
ヒタヒタという音が自分のいる教室の前まで来た。
同時に、スコスコスコという音が聞こえる。彼女は不思議に思いながらも息を潜めていた。

早くどこかへ行ってくれと願うばかりだった。
と、次の瞬間。

ドゴン・・・!!

とんでもなくでかい音がした。満子はゆっくりと立ち上がり、廊下側の窓へと近づいて廊下をちらりと見た。
そこには、異様に粘り気のある精子に包まれ、幸せそうに微笑みながら倒れている男の姿があった。チンコは今までの3人のなかで一番小さかった。
満子は生きているのか、確かめるため、勇気を出して硬化したマン毛でその男のチンコをつついた。
反応が無かった。まあもっともこんなクモの巣みたいな精子に包まれていたのでは、どうにも動きようがないだろうが。

そんなことはどうでもいい。早く帰ろう。
そう彼女は心を決め、一目散に学校の玄関に走って行った。マンコに刺したバイブがゆさゆさとゆれる。相変わらずドリルバイブは満子のマンコを掘削し続けていた。
少しずつ彼女の興奮は高まり、マン毛の硬度が増していた。

その頃、中出し戦隊子供ツクルンジャー隊長、葉子は、学校の正門前にどっしりと構え、万が一ターゲットが逃げ出して来た場合に備え、待ち伏せをしていた。
すると、ゴゴオゴゴゴオオゴゴゴオという轟音と共に、正面玄関から出てくる人影があった。
どう見てもターゲットだった。

チッと舌打ちをすると、葉子は戦闘態勢に入った。部下の失敗に対する怒りで、マン毛はすでに最大限に硬くなっていた。

「止まれコラアアアアア」
葉子が叫んだ。

ターゲットは全くこちらの声に気がついていないようだ。おそらく、バイブはエンジンを搭載しているので、その騒音で声が聞こえないのだろう。
仕方が無い。そう思い、葉子は任務だけを果たし、とっとと帰ろうと考えた。

ここで読者の皆様に断っておきたいことがある。
この戦隊というのは、日本の少子化対策のため、内閣によって密かに招集された、中出し戦隊なのだ。
決して殺戮が目的ではないのをご理解いただきたい。

葉子は、硬化したマン毛をターゲットに向け、ターゲットが刺さるのを待った。
ターゲットはこちらにまっすぐ走ってくる。
「終わりだな・・ここまで我々中出し戦隊子供ツクルンジャーを手こずらせてくれたのもお前だけだよ。だがここでお前の足に私のマン毛が刺さり、そして私がこの手でお前の陰部に精子を注入するのだ!」
そう思った瞬間葉子のマン毛に確かな手応えがあった。
刺さったのだ。

ターゲットは苦しそうに身悶えしている。
葉子はマン毛を抜くと、ターゲットに近づいた。
どうやら大腿部に刺さったようだ。マンコには巨大なドリルバイブが刺さっている。
葉子はそのドリルバイブを抜くと、自分のチンコをターゲットに挿入した。ターゲットは稀に見る、ガバガバマンコの持ち主だったようだ。なかなかイケない。
必死に腰を振る。

すると、学校の方からヒタヒタヒタという走る音が聞こえた。葉子がハッと振り返ると、アワビが粘着性の精子を今にも出さんとするような顔で迫って来ていた。
マズい!と思った瞬間、アワビの股間から、クモの糸のようなものが噴出した。見事に葉子とターゲットに命中。
2人は身動きが取れなくなった。しかしアワビはそれでは飽き足らず、さらに精子を出しまくり、2人が精子で見えなくなるまでかけ続けた・・・

30分後、ようやく葉子がそのバリケードを突破し、外へと出て来た。
マン毛で、傍に疲れてへたりこんでいたアワビを瞬殺すると、すぐにターゲットの安否を確認した。

次の瞬間ものすごい量の精子の山の中から、爆音と爆風が吹き荒れ、後にはアワビの残りカスと巨大なクレーターが残り、ターゲットの姿は消えていた。どうやらターゲットはその怪力によってパンチを繰り出し、自力で逃走したようだ。


「逃げられた・・・」


今回も任務失敗だった。

       

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