Neetel Inside 文芸新都
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中出し戦隊子供ツクルンジャー
第十二話

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今までの数ある任務を全て失敗し、今のところ戦果が全く無い、中出し戦隊子供ツクルンジャー。
ターゲットの総数は10人。妊娠した数0人。
さすがにこれはまずいと思ったのだろう。メンバー達も少し焦り始めていた。
そんなところへ、また新たな指令が届いた。072代目寺田総理からの直々の指令だ。

今回のターゲットは「オマン・ゲー・モコモコ」
よくここまで生きて来れたなというような名前だ。

早速、葉子率いる中出し戦隊子供ツクルンジャーは、ターゲットに関する情報を収集し始めるのだった。

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「情報が必要だ」
葉子が語尾を強めて言った。その声を聞いてブルーが射精した。白目をむいている。
現在、彼らは東京都内の某区にある、いたって普通のマンションの一室を作戦会議室としている。
今回ばかりは、今まで通り無計画にターゲットを襲い、失敗に終わる事は許されない、そう感じていたメンバー達はあらかじめ緻密な計画を練っておくことにしたのだ。
今までも何度か計画を練ってはターゲットに生殖を試みた彼らだが、計画といっても結局は行き当たりばったりになり、各自オナニーに突っ走って失敗していた。


そこで葉子は考えた。
緻密な計画を練り、唯一理性を保つ事のできる葉子が精子を持ち、彼女一人でターゲットに生殖をしようという考えだ。
この考えが頭に浮かんだ時、もっと早く気付くべきだったと彼女は何度も溜め息をついたものだ。その溜め息の度にイエローが射精していた。

「イエロー、ブラック、ブルー、アワビの4人でターゲットの情報集めてこいやあぁぁああ!」

葉子のドスのきいた声が部屋中に響き渡った。

「おかかかか!おかかかか!うわっぴーも!うべびーも!」

皆が一斉に奇声をあげ、必死でマスをかいている。賛成の意を表しているようだ。
葉子は満足気に微笑み、さあ行け、という合図をした。
だが彼らは奇声をあげながら、マスをかくことをやめようとはしなかった。デスクの上に立って叫びながらオナニーしてるやつもいた。
葉子はマジ切れした。

見せしめに、一番近くにいたブルーの股間を着火マンで焼いた。皆は一斉で静まった。
ブルーは一人、魂を抜かれたというか、何かとても大切なものを失った時のような、悲しく寂しい目で遠くを見つめていた。
あまりに気の毒だったので、葉子はブルーに消毒マキロンを手渡した。
ブルーは狂喜乱舞し、マキロンの後ろの注意書きをよく読みながら、はげしくマスをかき始めた。

こうして4人の諜報活動が幕を開けた。
与えられた猶予は1日。

次の日、4人はファミレスで朝を向かえた。もちろんターゲットのマンションのすぐ隣のファミレスだ。彼らなりに考えてはいるのだ。一応。
時刻は朝の6時。ターゲットの職業は不明だったので、家に帰っているかどうかは分からない。そこで在宅かどうか、どうにかして確かめる事になった。
方法は簡単だ。一人が部屋のインターホンを押しに、マンションに行くだけ。いたら走って帰ってくる。いなかったら、マンションの全てのポストボックスに特製ソースをかけて帰ってくる。

イエローはファミレスでオナニーをしすぎて店員にボディーブローを入れられ悶絶している。それに異様に臭い。なんということだ。

ブラックは股間は普通だが、入店してまもなく、コーラをオーダーしたにも関わらず、ブラックコーヒーが運ばれて来て、あまりの怒りに気が狂ってしまい、一人で何度も何度もメニューを一番上から一番下まで、大声で朗読している。一度読み終える度に射精し、また読み上げるのだった。

ブルーは頭は普通だが(と言ってもやはり狂っているが)、巨大化したチンコがテーブルにつっかかり、すでに圧死寸前となっていた。

アワビは服装は普通だが、相変わらずガラス製のコップが股間に完全にはまってしまい、抜けなくなっている。コップをオナホールだと思い込み、チンコを入れていたら何故だか興奮してきてしまい、そのまま中で膨張。
めでたくガラスのコンドームとなったのだ。

結局、唯一体の動かせるアワビが行くことになった。
歩く度に、ガラスに包まれたチンコが左右にゆさりゆさりと揺れている。
まるで振り子時計の、振り子の部分のようだ。

アワビはファミレスの外に出ると、大きく息を吸い込んだ。そしてよりいっそう股間が隆起した。
アワビは意を決すると、ヒタヒタと裸足でターゲットの住んでいるマンションへと入って行った。
その様子をファミレスの窓から見ていた3人は一斉にオナニーを開始したのだった。理由など、ない。

アワビはマンションへ入ると、まずは住人達のポストを確認した。
名前を探す。

「オマン・ゲー・モコモコ」

あまりにも目立ちすぎる名前なので、一発で目に飛び込んで来た。

アワビはフッと笑うと、エレベーターのボタンを押した。エレベーターの鉄の箱がゆっくりと動く。上から降りて来るようだ。
エレベーターのウィーンという音が何となく前回の任務で聞いた、ハイブリッドエンジン搭載型ドリルバイブの駆動音に聞こえたので、なんだか射精しそうになった。だがこらえた。我慢する能力に関しては、アワビに勝る者はいないのだ。

ドアが開いた。中には女性が乗っていた。なかなかどうして不細工な女だった。
その女はアワビの股間にはまった、ガラスのコンドーム、それすなわちシンデレラコンドームを見て、吹き出しそうになった。

アワビはマジ切れした。

彼はもともと幼少の頃から温厚な人柄で、近所では有名なくらいで、ちょっとやそっとの事では怒ったりしないのだが、自分の最強のチンコを笑われたことにはさすがに我慢ならなかったのだ。
本当に怒った。本当に怒ったのだ。
気付くと、その見知らぬ女性をガラスのコンドームで犯していた。
アワビはハッと我に返った。

(こんなところで道草を食っている場合ではない!そう、俺は、、、俺は少子化を防ぐという国家の未来がかかった任務を背負っているんだ。早く行かねば・・・)

今まですっかり忘れていたような任務を思い出すと、アワビはそれまで犯していた女のオマ××からコップを引き抜くと、手早く女を殺害し、エレベーターへと乗り込んだ。ターゲットの住む階へと辿り着いた。急いで部屋の前まで行くと、その部屋の玄関の覗き窓から中を見ようとした。

当然だが、見えなかった。

アワビは発狂した。
(どうして・・・!!!どうしてなんだ・・・!!!くそっくそっくそっ・・・・!チンコチンコチンコ!!!)

気付くと、またいつかのイエローの時のように、ドアと交尾しようとしている自分がいた。しかしもう理性ではすでに手の届かない範囲に彼はいた。
人間の理性は時に本能に負けると、どうしようもないところまで突っ走ってしまうものなのだ。
アワビは意を決した。
(俺は・・・このドアと交尾する・・・!)
アワビはすさまじい勢いで腰を前に突き出した。


ガリッ


不思議な音がした。

さて、ここで読者の皆様に質問だが、ガラス製のコンドームをしていたとする。そのままの状態で、硬い場所にぶつかるとどうなるだろう。
そのガラスが、割れないはずがあるだろうか。いや、ない。

要は割れたのだ。
アワビから、耳どころか、大地をもをつんざくような悲鳴が発せられたのは言うまでもない。

その叫び声は、地上のファミレス内にも届いた。3人はそれまでふけっていたハードオナニータイムから目を覚まし、自分達が置かれている状況を把握した。

すぐに3人はアワビに何かがあったのだと直感し、ファミレスを後にした。


向かうはあのマンションだ。
マンションのドアを3人で一斉に射精して押し開けた。

開けたというよりはむしろ打ち砕いた。急いでポストボックスを確認すると、エレベーターの前へと急いだ。
エレベーターの前にはオマ××コが裂けて、オッパピーのかっこうで死んでいる女の姿があった。やや不細工だった。
3人で一回ずつ精子を死体に盛りつけ、そそくさとエレベーターに乗り込んだ。供養したつもりなのだ。一応。

ターゲットの階に辿り着くと、3人は自分達の目を疑った。アワビの死体が転がっていたのだ。
無惨にもチンコを血まみれにしながら、無力に倒れるその姿は、まさに戦士の最後にふさわしいものだった。
3人は意を決した。必死に戦い、そして勇ましく死んで行った友のため、力を合わせてターゲットに復讐を果たす事を。
3人はドアの前に並列に立ちはだかり、その銃口をドアに向けた。安全装置を外した。

どぶるびびっ

出た。ドアはものすごい勢いで吹っ飛び、部屋が筒抜けになった。3人は急いで中に入って行く。
それぞれの奇声を上げながら。

「あぺぺぺぺ!おけるじゃんくっぱんくくくくくけけうんんふぃう!!!!」
「ふぁふぁふぁふぁふぁーーーーーーー!!!!!!」

辺り構わず、高速の精子を発射した。まさにその様子は戦争さながらだった。
乱れ飛ぶ銃弾、いや精子。
べっとりと部屋中に付着した血、いや精子。
兵士達が銃を乱射する音、いや精子。

部屋の壁はほとんど蜂の巣状態。ありとあらゆる箇所にねっとりとした粘液が付着し、とんでもない悪臭を放っている。それでも3人は奇声を発しながら精子を噴出しつづけた。ターゲットを抹殺するため。妊娠などどうでもよかった。もっと言えば葉子なんてどうでもよかった。
ただその時の彼らは、最高の友のため、復讐を果たすのみだった。
ものすごい奇声だった。まるで友の死を悲しむかのように・・・


もちろんその奇声の大きさに、隣の住人によって通報され、3人が逮捕されたのは言うまでもない。
ちなみにターゲットは3人がパトカーで連れ去られたあと、自宅へと歩いて帰って来たのだった。

ミッション失敗だった。

       

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