そっと両手で救い上げ、頬ずりをする。
種族が違うだけで、たしかな愛情がそこにあった。
「ご、ごめんなさい……私、私……!」
立川はるかは、その場から逃げ出した。
『気持ち悪い』。立川はるかのその“声”は、伊藤月子に届くことがなかった。
「あれぇ? 行っちゃった。どうしたんでしょうね~」
満面の笑みで、わが子に語りかける伊藤月子。
まだ出産は終わっていない。
「あぅ、お腹、張ってる……もっと会えるの、かな?」
「ウゥ、痛い、痛い……! ほら、出て来て、怖くないから……」
「ア゛、いだイ゛、おなか、さけ、ちゃう……!
そこは、ちが、ちがう、う、う、う゛、う゛、う゛」
「あ」
ブチンッ
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▲ 立川はるかは伊藤月子を見殺しにしました ▲
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▲ 立川はるかのレベルが上がりました ▲
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▲ 【敗戦国の姫 レベル14→16】 ▲
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▲ 戦士の剣技 レベル8→10 ▲
▲ 魔法使いの魔法 レベル7→9 ▲
▲ 学者の知識 レベル3→5 ▲
▲ 盗賊の身体能力 レベル4→6 ▲
▲ バニーガールの魅力 レベル1→3 ▲
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