Neetel Inside ニートノベル
表紙

誰の声も無の向こう
俺とケビン

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 ばしゅうううううううううううん!!!!!
 
 俺はビガル大尉だった。ここはロボットのコクピットの中だ。とてもいい感じの場所だ。俺はライフルをばららららららららと撃ちまくった。やっぱり機械帝国はやっつけないといけない気がしたのだ。そうだ。俺は仲間の小隊と一緒に宇宙コロニーへと突っ込んだ。宇宙には船団が凄い一杯いる。俺たちはそいつらと無線で仲良しになりながら帝国をやっつけるためにガンばった。敵は大勢いた。量産型のメロスだ。メロスはやっつけられるためにいるんだ。俺たちはメロスをやっつけてやっつけてやっつけた。ライフルの弾幕が張られる。
「ビガルー!!!!!」
 俺は被弾したらしい。凄い揺れる。俺はコントロールレバーを動かして回避した。俺はふらふらしていた。眠かった。それでいながらも敵機を倒すのはさすが俺だ。俺はほとんど眠りながら敵を倒していた。ピンク色の爆発がそこかしこで起こる。俺は敵の船に乗り込んで中からぶっ飛ばしてやった。体当たりされた。また別の大型船に突っ込む。俺は格納庫を目指した。予備兵力をライフルで粉々にしてやった。俺はそのまま宇宙コロニーに船で突っ込んでコロニー落としにしけこんだ。大気圏突入。俺は地上へコロニーを落としてコロニー内に蔓延していたゾンビウイルスを蔓延させてしまった。俺が気がついた時にはすべてが終わっていた。俺はコックピットの中でゾンビに溢れかえった世界と出あった。俺はコックピットの中にいたから大丈夫だったがほとんどの一般市民はやられてしまったらしい。可哀想に。俺たち宇宙航空軍の兵士とその機体だけが人類に残された最後の安全区画ということらしい。俺はペプシを飲んだ。
 気を取り直さなければ。俺はゾンビどもを火炎放射で丸焼きにしながらスラスターを噴射して高速機動に乗った。眩しい。太陽はまだ赤い。なんだ? 俺は突然の衝撃と共に地下へと落ちた。落盤だ。俺はまた意識を失った。そして目覚めると地下鉄にいた。機体の調子をモニターする。あちこちの関節のサスペンドがいかれているが自動修復可能らしい。よくできた機械だ。俺は先へ進んだ。俺の機体は巨大なハンドガンを持っていた。それで落盤したところをフッ飛ばして地下への階段を発見。ごり押しで通った。
 あちこちにゾンビウイルスに感染した挙句と思しきモンスターが溢れ返っていた。俺はそれを的確な射撃で沈めながら先へ進んだ。無線から時折連絡が入るがすぐに断線。仲間が生きていればいいと願う。
 俺はファイルを手に入れた。だが破損していて読み取れなかった。破損していないファイルを探そう。がらがらと物音。モンスターだ。俺のハンドガンが火を噴いた。
 そしてすぐに俺の機体はオシャカになった。仕方がないので俺の身体にフィットしたモータースーツで外へ出た。さよならアポカリプス。俺は単身ゾンビ渦巻く世界へ飛び出した。また落盤。俺は意識をうしなった。
 目が覚めるとそこは刑務所のようだった。ファイルを発見。今度は手書きだから平気だ。それによれば生き残りがこの下の階層にいるらしい。俺はそこへいこうと思った。だが階段は下方向は潰れていたので上へ上がった。電磁ブレードが走って小さなモンスターを一刀両断する。これはもう生物ではない。なにかだ。
 スプリンクラーが破損して小さな雨が降っている。俺はスーツを着ていてよかったと思った。そこで安心していると爆発が起こった。そこから溢れ出して来るモンスターたちを俺はライフルでばららららと連射した。時折殴ったりもする。だがいつの間にか囲まれていた。俺はタックルですべてを粉々にして前へ進んだ。転ぶ。転びながらもハンドガンを連射連射連射。俺は小さな扉をタックルしてぶち壊した。照明が明滅している。俺は頑張らないといけないのだ。寒さには負けていられない。スーツの温度調節をOKにする。よりOKな感じにする。まとわりついてくるゾンビにエルボーを喰らわせる。粉々になるゾンビ。俺はとにかくスプリンクラーがうざったかった。ぬるい雨が降り続いている。それから逃れるために俺は進んだ。空薬きょうが落ちている。仲間が近いのかもしれない。
 俺はブレードですべて破壊しながら進んだ。どかん。爆発。俺と同じスーツを着ていたやつが襲い掛かってきた。おそらく中身はゾンビだろう。俺はライフルの乱射でなんとかした。曖昧な戦闘が終わると俺は戦車に出あった。救われた。俺はその中へ乗り込んで主砲をぶっ放した。付属している取り回しの利くガンであちこちに蜂の巣を作りながらキャタピラで前進する。右側に被弾と衝撃。俺はめをつぶりながらとにかく前進した。主砲をぶっ放す。戦車が斜めに落ちている気がする。ビガル、ビガル。無線から誰かの声。俺は応援を求めた。爆発が増えた。俺は吼えた。落盤。俺の戦車は大破した。モニターがそう言っている。
 気がつくと俺はワゴン車に乗っていた。ケビンという男が俺を助けてくれていたのだ。助かった。俺の戦車はダメだったらしい。俺はケビンと一緒に中央管理センターへいくことにした。そこなら何か分かるかもしれないというのだ。俺はハンドガンを手にケビンを守ることを誓った。窓からそとにはびこる敵をパンパン撃つ。ケビンを守らないと。だが眠気には勝てそうもなかった。どうしてまたこんなにも眠いのか。それでも俺は正確な射撃で敵を倒し続けた。弾丸は沢山ある。俺の足元にボックスで積み重なっている。俺は湯水のように弾丸を使い続けた。車載装備のマシンガンも惜しげもなく使った。弾丸と薬莢の行く末に幸いがあればいいと思う。
 南京錠を撃ってそこからワゴンが突っ込む。タイヤが凄い音を立ててドリフト。俺は慣性の法則に喧嘩を撃って撃つ撃つ撃つ。
 俺とケビンは暗黒の未来へ向かって突き進んだ。

     



 ばしゅううううううううううん

 そこには拳銃があった。俺はそれを手に取った。ずしりとした手ごたえ。俺は負けたくなかった。だから頑張ろうと思った。このVRMMORPGの世界で。といってもガンアクションものなんだけど。名前を「テイル・ガンナーズ」という。俺はその世界に取り込まれてしまったのだ。
 俺はひたすらにレベルを上げていたのでステータスが高かった。そして今はギルド同士の抗争戦闘中である。ベータ城攻防戦である。俺はそこの指揮官だった。頑張らないと。
 敵の軍勢は二万。対するこちらは二千。十倍の戦力を跳ね返さないと。頑張って。
 たんたん
 銃弾が散乱している。俺はその雨の中を突っ走っていく。右から入ってくる攻撃。敵兵の体当たりだ。俺はゴロゴロ転がって無線に叫んだ。助けてくれ。助けてくれよと。仲間がすぐに来てくれて俺を戦車に乗せてくれた。
 俺は戦車の中から主砲をぶっ放した。どおおおおん。粉々になった瓦礫。灰色の砂塵。俺はフラフラしながらモニターに映る世界を助けようと思った。みんないまいくぜ。俺は眠気を推してがんばった。あくびが出る。あくびが。俺は爆発に巻き込まれた。外に転がり出る。ナイフを持ってそれを闇雲に振り回した。ライトエフェクトが周囲に散乱する。敵兵がばたばたと倒れた。俺は上から撃たれた。ゴロゴロ転がって回避する。
 敵兵がいるのだ。やっつけないと。俺はフラフラしながら裏口から回って階段を駆け上がっていった。途中にいた敵兵を倒すと破壊エフェクトを残して粉々になった。俺はそれを横目に見ながら落ちたアイテムを回収。弾薬が欲しい。弾薬が。
 俺はハーブを手に握りながらその拳で敵兵を殴った。俺は安全な道をいきたかったので応援を頼んだ。が階下で爆発。俺は爆発に巻き込まれてずるずる滑り落ちていった。俺は両手を上げてあたまをかばった。ゴロゴロ転がっていく。
 気がつくと仲間に抱きかかえられていた。
「大丈夫か」
「ああ、問題ない」
 礼を言ってふらつきなが歩み寄ると俺はコピー機を殴り倒した。どうしてそんなことをしたのか分からない。ただそうするのが正しいと思った。すると中からファイルが飛び出してきた。俺はそれを手に取った。それを本部に届けなければいけないらしい。本部へ。
 俺は爆発と銃弾の雨の中、フラフラと歩いていった。眠くて仕方がない。
 寒気がしたのでそれを改善するべく火炎放射器を作動させる。次々と砕けていく敵。
「ビガル、大丈夫か」
「ああ、心配いらない・・・弾丸をくれるか?」
「いいとも」
 俺はいくつかの銀の弾丸をもらってそれを自分の拳銃に注ぎ込んだ。鼻水が出そうだ。目に付いた敵に片っ端から弾丸を当てていく。すべて命中する。敵の弾丸が俺のパワードスーツの胸に当たる。衝撃。俺はゴロゴロと雨と金属の中を転がり落ちていく。
 本部を目指さないと。俺は車両を奪うとそれのキーを回して敵兵を粉々にしながら直進した。車両搭載型のガンをボタンひとつでばら撒く。油をタイヤが踏んだ。スリップ。俺のドリフトで敵兵が粉々になる。壁に激突。停止。
 俺は意識を失いかけたがなんとか車から飛び出した。車載ガンを壊して外して敵にむかってばら撒く。それでいいのだ。弾切れになるたびに銃を捨てていく。俺はいつの間にか持っていたサブマシンガンを愛用にして前へ進んだ。
 何かおかしいと思ったら一面緑だった。緑データの暴走だ。俺は暴走に足を取られながらも奥へ進んだ。すっかりジャングルの中だ。俺はツタの隙間から敵兵をヘッドショットしながら進んだ。正しいってなんだろう。俺にはもうわからない。
 いつの間にか本部にいた。といっても野戦本部だ。俺はファイルを渡して大佐からの指示を待った。大佐は俺のファイルのことを労うとアイテムをくれた。敵兵が襲い掛かってきたときのために傷薬をくれた。ありがたいことだ。俺はそこで意識を失った。目が覚めると戦車の中だった。新しい作戦へ配属されていく途中だった。だが戦闘状態にはないらしかった。味方の部隊と仲良くおしゃべりしながらマップをうめていく。ここはVRMMORPGのなか。
 どこでこういうゲームを覚えたのかもう覚えていない。
 ハンドガンはどこだっけ。いやもういらないのだ。車載ガンで・・・だが車載ガンがへし折られてしまった。敵集だ。戦車が中破する。俺は外へ飛び出した。仲間と一緒にアサルトライフルでアサルトした。
 仲間たちのフォローのおかげで比較的安全に進めた。ミッション内容は少佐にたずねればいつでも答えてくれるので安心だ。俺は前へ進んだ。鉱山に入った。
 鉱山を占拠している敵兵たちを切り崩していく。いつの間にか地下へ入っていた。数人の仲間と共にライフルで弾丸をばら撒く。ファイルを集める。ギルド同士の幹部のリストだ。こいつらを倒さなければならないらしい。俺はハンドガンを握り締めた。ハンドガンこそが大事なものだった。
 どこだ、このゲームのクリア方法は。
 俺は爆発に巻き込まれた。落盤だ。俺はフラフラしながらもスーツに守られて無事だった。眠気がひどい。敵兵を見かけてはハンドガンで撃った。弾丸がもう残り少ない。俺はあたりをさぐって弾丸を見つけ出した。弾丸をマガジンにそそぎこむ。俺はフラフラしながらおくへ進んだ。
 ケビンは?
 俺はケビンのことを思い出した。彼はどこへいったのだろう。ケビン。あいつは友達だったのに。どこへいってしまったんだ。俺はケビンを探すことにした。

     







 ふと気がつくとコクピットの中だった。俺はおぼろげな意識のままあたりを見回し、敵兵がまだ全然いなくなっていないことに気がついた。倒さないと。でも何をどうやって倒せばいいんだろう。レバーを掴んで思い切り前に倒した。額がモニターにぶつかる。そのままずりずりと額を擦りながら傾いていく機体を他人事のように眺めていた。
 何もかもが嘘だったのだと思う。指令本部が俺に下した辞令も嘘。俺たちが闘ってきた軌跡も嘘。機体に貼り付けられた撃墜マークは昨夜ヒステリーを起こした俺の嘘だし、あちこちにある擦れた傷は俺が自分でポン刀片手に丹念こめて掘り刻んだもの。そうに決まっていた。何もかもが嘘なのだ。時間の進み方も嘘。俺の名誉勲章も嘘。何もかもが嘘で形になんかなっていない。だから俺の目の前にいる敵兵もただのゴーストで本当なんかじゃ絶対にない。
 モニターが海中に小石が投げ込まれたようなけたたましい煙によって見えなくなった。視界ゼロ。明日がどうなるかわからない。誰にもわからない。俺は激震する機体の中で帰ったら何を食べようかと考えていた。メニューはとても大事だ。帰ってから自分を癒す方法は何にもまして重要だ。それがなくしては闘う意味もないし、ここから生きて帰ろうという気持ちにもならない。
 スピーカーからけたたましく僚機が俺を呼ぶ声が聞こえた。俺はそれに答えてやれない。俺の指を動かしこの機体を目まぐるしく動かしていたメソッドが俺のソフトウェアからデリートされてしまったからだ。復元機能は使いすぎて残高ゼロ。俺はもう元には戻らない。ちょっとやそっとでは。
 横殴りの衝撃。俺は辛うじてその鬱陶しさに嫌気が差すことで機体制御への関心を取り戻した。この無感動症はいっそ死なねば治るまいと思う。残弾なんて気にせずにライフルを撃ちまくりあっという間にEMMPTYになった。勝手にしろと思う。俺はそのままメインシステムを管理者制限で立ち上げて、自分の軍属階級をシカトして自機にみずからハッキングを仕掛けた。外敵への警戒ばかり気にして背中がお留守のオペレーションシステムに二度と許してもらえなさそうな裏切りをかましてセントラルドグマへの通路をこじ開けた。びっちりと画面を埋め尽くしたOSの内臓を見てこれをぐちゃぐちゃにしたら気持ちよさそうだなと思う。せっかくだから思いきりぐちゃぐちゃにしてやろう。生きていたいと思うのならば絶対に削除しないであろう姿勢制御系統やパイロットの生命維持関連のソフトをのきなみ削除して電子の海に返した。またぐらの間から振動。機体が倒れこんだらしい。すぐに上下左右から衝撃。敵兵がアメにたかるアリのように群がっているのだろう。モニターソフトも削除してしまったので今、画面には俺の顔しか映っていない。胸糞悪くなる顔しやがって。
 俺は充分に時間を取ってから、メインエンジンのリミッターシステムを削除してこの機体を一個の爆弾にしてやった。あとはエンターキーを押すだけで動力炉に積んであるエナジーサイクロトロニクスが暴走を起こして俺も敵も木っ端微塵だ。躊躇う余地があるなら俺の生命くらいのものだ。
 いらない。
 俺はエンターキーを無造作に押して機体を爆破させた。俺も死んだわけだが、こうして振り返ってみるとつくづく後悔の念が湧かないところが我ながら不思議である。俺の自爆で味方機にも被害が及んだので俺は二階級特退で軍籍削除という死人にムチ打つマネをされたと後々俺を追いかけてやってきた知人から聞いた。勝手にすればいい。俺はそんなものが欲しくて軍人になったんじゃない。世界の平和のためでも滅び行く皇国のためでもない。自分のためだ。そしてその自分が消えうせたから愛機ごと吹っ飛ばしてやった。それだけのことだ。名前だと? 名誉だと? そんなもののために戦ってきたんじゃない。なんのために戦ってきたのかと言えば、それは、俺にもわからないが、少なくとも俺は迷わないために戦っていた。迷わずに済む生き方を探していた。それは見つからず仕舞いだったが、それ以上に重要な案件も要件も俺には見当たらなかった。だからこれでいい。人間とは一個の爆弾である。

     





 あれ?
 俺は気がつくと森の中にいた。人型兵器アポカリプスの中でうつらうつらしていたのだ。頑張らないと。俺は操作装置をいじって身を起こした。前はうっそうと茂った森だ。コンバットナイフであたりを切り開く。薬きょうが落ちている
 ふらりとよろめきながら前へ進む。無線から連絡が入ってくるがこちらからの送信設備が破壊されているので通じない。
 金色の光がそのへんにある。なんだっけ。何かの力が俺の中に湧いてくる。俺はマシンガンを打ちまくった。マシンガンを打ちまくって任務を遂行するのだ。どうしてこんなことになったのか重い。重いこの動き。設備がうんざりするほど駄目だった。整備はなにやってんだ。ああ畜生。畜生。マシンガンが壊れる。俺は倒れこむ。機械設備だったそこの地面。ソケットにデータハックした。基地のマップデータがゲットできる。これを使えば少しはマシだ。さあ頑張ろう。そうとも。この眠気さえどうにかできればそれでいいんだ。ハンドガンを撃つ。敵機撃墜。
 敵機が沢山いる。無人機だすべて。
 俺はナイフを振り回して相手のデータ流を駄目にした。ブザーが鳴る。銃があったので手に持った。うちまくる。うちまくってうちまくって頑張るのだ。ここから出ないと。なんとかして出ないと
 仲間が発見できたのでついていく。ほかの小隊のメンバーだったがそれでよかった。俺はもとの部隊になるまで頑張ろうとした。ほかの部隊だけど。
 隊長によればこの先に敵の基地があるらしい。俺たちはそこへむかった。
 乱戦がはじまった
 俺は暴れまわって頑張った。頑張らないちけなかった。チケットはどこだ
 俺はチケットを坐臥した。その上に座って意気を整えざあいこう。連射だ連射。俺は敵兵を倒しまくった。
 ケビンという仲間が俺を守ってくれている気配がした。かなりすごい一撃。俺は負けない。
 敵兵を倒さなくっちゃ。あたりを散乱する機械部品。俺は暖房をあげた。
 眠気がひどい。パソコンがショートしている気配。その上で戦わないと。俺は小隊から逃げ出した。爆発。ごろごろ転がりながら落下していく地面の中で自分の機体を信じる。そうだ俺はアポカリプスのパイロットなのだ。ガンバラないと
 ハンドガンを撃ちまくる
 名士として育った俺の一撃。
 どこだここは。俺はいつの間にか戦車の中にいたらしい。巨大な戦車だ。中からすべての機構をぶっ壊す。ぶっ壊す。
 そこだそこだそこだ。そこを撃つんだ。
 ごろごろ転がりながら俺は機体が駄目になったのを悟った。Pスーツをきて外へ出る。縦横無尽に動き回って俺は大型の無人機を撃墜しまくった。超列な戦いだ。敵機莫大。
 はしごを降りて地下を目指す。俺はライフルを出会いがしらにぶちまけながら頑張ってさきへ進んだ。
 ナイフを投げて無人機を止める。戦車をみつけて飛び乗る。目をつぶって操縦桿を前へ突っ込んだ。俺は叫んだ。叫びながら落ちた。主砲をぶっ放す。爆発と硝煙で何も見えない。
 何かにぶつかりながら俺は乱戦の中に飛び出してしまった。
 どこだここは。俺は闇雲に敵機をぶっ潰し装備を奪った。マシンガンを奪って弾丸をばらまく。壁の破片が散らばる。
 仲間が飛び出してきた。俺はうわーと叫びながらガンばった。頑張って撃ちまくった。
 どこへいけばこの力が爆発するのか
 俺は未来からきた敵兵たちを頭突きで倒した。
 マシンガンをばらまく
 横から爆発。俺の戦車は横転した。横転して、どうしようもなく、俺はそのまま眠りこけた。マシンガンのトリガーだけは引きっぱなしにしてモニターの中で敵が倒れていくのが見える。経験値から水でもこぼすように跳ね上がり、俺の勲章が一秒に三つ増えていく。

       

表紙

Ψ漆黒のバルトダークΨ 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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Neetsha