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零の風船
BPSってな・ん・じゃ

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BPS

Ballistic powered suit
の略

装甲による防弾、耐爆、耐熱機能と、人工筋肉による運動のアシスト機能を融合したパワードスーツ。
開発者は永塚一(ながつかまこと)

運動統制システムで運動を感知し人工筋肉を操作する。

内部はエアバッグになっており、体格で使用者を選ばない。

原動力は腰に装着したバッテリー。

他社の類似製品とは一線を画す装甲技術で軽量かつ高い信頼性を持つ。

第一世代
パワードスーツ流行の口火となった永塚のBPSシリーズの初期型。
軽量かつ高性能な装甲がパワードスーツの常識に一石を投じた。

マルスシリーズ
BPSのオリジナルとして開発された。基本性能は低く次世代型には劣るが、安価なため生産数はNo.1


第二世代
マルスの登場後、次々にパワードスーツが開発されたが、BPSを上回る性能のものはなかった。
BPS時代の到来と言われ、永塚も複数のバリエーションを開発した。共通して装甲素材を見直し、信頼性が上がっている。

ブリッツシリーズ
隠密行動、戦闘の回避をコンセプトに開発されたシリーズ。随所に消音加工が施されている他、特集な塗料によりレーダー探知を困難にした。また、光学迷彩を搭載している。基本性能はマルスシリーズの初期型とほぼ同等。

ステイヤーシリーズ
長時間継続して駆動することをコンセプトとしたシリーズ。運動時の電力効率を最適化し、消費電力を減らすことでより長時間の行動をアシストする。基本性能は第二世代では最も優れており、汎用性の高さから高い人気を誇る。

揚羽
空中戦をメインに考慮したシリーズ。飛行ユニット無しでの飛行が可能だが、飛行ユニットを搭載することでより高い運動性を得る。
対地爆撃や空中からの支援、奇襲、滞空戦など幅広い用途が期待される。地上でもそれなりに高い運動性を持つが、軽量化を徹底しているため装甲の信頼性は低い。

第三世代
波に乗った永塚が装甲性能をさらに向上させ、戦闘重視タイプとして並行して開発にあたった二つのシリーズ。ファーストモデルの発表を目前に永塚が崩壊し、生産ライセンスを傘下の磯部マテリアルが引き継いだため、ファーストモデル以降の開発に永塚一は関わっていない。

プレスト
高い運動性の獲得による高速戦を目指した強襲型モデル。単純移動の最高速度は全BPS中でも最速で、軽量なため極めて身軽。装甲はアゲハシリーズ程度の厚さだが最高品質のプレートを採用しており実質的な耐久性は侮れない。


エスカッシャン
大型の装甲プレートを採用し、現存する全ての装甲兵器よりも高い耐久性を持つ防御型モデル。全身に強力な動力を備えており、重量兵器も難なく扱える。強力なBPSだが機動性に欠け、運用の際にはトラックなどで運搬されることも多い。





対BPS兵器
戦場で猛威を振るうBPSに対抗する事を目的とした兵器。

LIP
永塚が公式に開発したスラグ弾。
らせん状の溝が刻み込まれており、高速回転する弾頭がBPSの装甲を貫く。第一世代のBPSならほぼ確実に貫通が望める。高価であり、反動も強いためにLIPを連写する兵器はほとんどない、一撃必殺の弾丸。
ケースに収まった弾頭がスティックの口紅に似ているため名付けられた。LIPを発射する兵器を広義でLIPスラグと呼ぶ

       

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