「さて、晴れて俺の嫁候補となったマルカ」
あれだけ交わったのに、ハルのペニスはまだ元気そのものであった。
かつては嫌悪と恐怖の対象だったそれを突きつけられても、マルカはもはや興奮の方が勝る。
「は、はい」
むっとする男の匂い。
先端から垂れている、白い液体。
どれもこれも、愛するご主人様の物だと思うと愛おしくてたまらなかった。
「俺と結婚したいなどとのたまうからには、その小さな口も、未発達のまんこも、ケツの穴も全部俺のオナホールだ。好きなときに道具のように使うつもりだが」
と言って、ハルは頬にそれを押しつける。
性器とはまた違う柔らかい感触をそこで味わい、擦りつけながら続けた。
「本当にいいんだな? 泣いても喚いても、お前は一生俺の性奴隷、肉便器だぞ」
一方でマルカは、自分に向けられた欲望の固さに息を荒くする。
「ご主人様、の……」
想像しただけで、マルカの身体が熱を帯びた。
毎日毎日、休む間もなく全身に陵辱を受けて。
たまの戯れに、たっぷりと愛される。
胸の奥と、下腹部の内側がきゅ、と締まった。
悦びを想像して。
「はい……! 私、ご主人様のオナホールに、肉便器になります……!!」
その悦びをもたらしてくれる主人の棒に、マルカは優しく口付けし。
自身の口……『穴』で、それをくわえ込むのだった。
じゅぷっ、じゅっ、ぬちゃっ、れろっ、にちゅっ……。
「いい心がけだ。前よりも、中々楽しめる口まんこになってるじゃねぇか」
ハルが言うとおり、度重なる奉仕によりマルカのフェラチオは、娼婦のそれだった。
小さい口ながらも奥まで咥えこもうとするその動きに、ハルは満足を……
「けどな、全然ぬりぃんだよ、ガキ」
……しなかった。
必死に主人を愉しませようとする少女の頭を両手で掴み、ゆっくりと引き寄せる。
「んんっ! ~~っ!」
喉奥に異物を突っ込まれ、反射的に叫ぼうとするも、声にならない。
ハルはそれを知りながら、前後運動を開始する。
「おー、やっぱ奥まで入れるとオナホールって感じがするわ。おう、もっと舌絡ませろ、舌」
無茶を言う主人の命令に、涙をぽろぽろ零しながらもどうにか闇雲に舌を動かすマルカ。
喉を突かれる慣れない感触に、身体が一々反応してしまう。
「ほい、一発」
その声と同時に、食道に熱いものが注がれた。
どうすることもできず、マルカはただそれを受け入れる。
数秒のち、肉棒が引っこ抜かれてマルカはようやく、呼吸を整える事を許される。
激しくむせ返るマルカに、いつもなら慌てて『大丈夫か!?』と背中をさするハルは髪の毛を掴んで顔を上げさせた。
真っ赤になったマルカの目に、冷徹な表情が映る。
「こんなのは序の口だ。やめてと言ってもやめないし、言った時点で更に激しくしてやる。人権なんてあると思うな。もう一度、最後に聞くぞ。よく考えろ」
ハルはそこで区切って、ゆっくりと尋ねた。
「お前は俺の肉便器に、本当になりたいのか?」
怖かった。
いつもと全く違う、お兄ちゃんの凄む顔が。一動作が。
「……はい…………私、頑張るから……頑張りますから……」
それでも、マルカはハルを愛したかった。
ハルの過剰な、暴力的な愛を身体で受け止めたかった。
例えそれが過激化し、ボロボロになってしまったとしても。
そして完全に壊れてしまったとして、裏切られたなんて絶対に思わない。
あの恩は絶対に忘れないし、あの言葉は絶対に嘘ではない。
そう信じていたからだ。
「私の身体で、気持ちよくなって欲しい……です……」
マルカの精一杯の言葉に、ハルは髪の毛を離して軽く嘲笑した。
「バカなガキだぜ。ちょっと優しくしてやったらこれだ。まぁ、せいぜい使い潰してやるよ、穴」
引き出しから手の平大の輪っかのような物を取り出し、マルカへ放り投げる。
「これ、は」
首輪だった。革製で、リードを引っかけるフックが付いている。
「それを付けたら服は着ないもんと思え。オナホールに服はいらねぇからな」
鼓動が激しくなる中で、マルカはそれをゆっくりと首に巻き付けた。
ハルが近寄り、装着感を確かめる。
「息苦しくないようにしろよ。窒息で死んだら、長く楽しめねぇからな」
「はい……」
弱々しく答えるマルカ。
その尻穴に、ねじ込むように指が当てられる。
「ひっ」
「口とまんこは犯したがこっちはまだだったな。すぐにぶち込めるようにしてやる。ケツ向けろ」
そう言うと、ハルはベッドに寝転がり、マルカに手招きする。
マルカは恥じらいながらも、彼の顔へとおずおずと尻を近づけた。
「ケツ穴広げてやるからちんこしゃぶってろ」
「はい」
もうマルカは、ハルの指示に背くことはない。
部屋に水音が響く。
マルカが丹念にフェラチオをする音と、ハルがマルカの肛門を舐めしゃぶる音だった。
愛する人が、最も恥ずかしい所を舐めていると言う事実と、くすぐったさと気持ちよさと気持ち悪さが混じった感覚をそこで受け続ける事で、マルカは興奮と羞恥に股を濡らした。
秘裂から蜜が落ちると、ハルはマルカのそこを指で慰めてやる。
中指と薬指で襞をかき分け、穴を抉り、くいくいと第一関節を曲げてやるとマルカの尻が上下に揺れた。
窄まっていた肛門も、ぷくりと膨らんだりひくひく歪動したりとマルカの意思に反して多彩に動く。
「んっ……んんっ……!」
口奉仕をしながらも、マルカは主人の舌と指に翻弄されて軽く数回絶頂を繰り返す。
その度にフェラチオは止まっていたが、主人からの罰はなかった。
軽く数十分の間、嗜好品として尻穴の味を晒していたマルカのそこに、新たな刺激が加わる。
指だった。
「ガキ、力抜け」
「はひ……」
唾液で濡れた肛門に、膣液で濡れた中指があてがわれる。
摩擦力の少ないそれらは、ハルが力を入れると少しづつ合わさるように入っていく。
「下手なフェラチオ止めていいぞ。その代わり、今何をされてるか言ってみろ」
「い、いま……ご主人様の、指が……私の、お尻に、入り、かけてますっ……!」
言っている間にも指の侵入はどんどん深くなり、指の先、爪までがすっぽりと収まった。
「てめぇにお尻なんて存在しねぇよ。あるのはケツまんこだ。ちゃんと言え」
「は、はい……! 私の、おけつまんこに、ご主人様の指を、ぐりぐりってねじ込んでいただいてますっ……!」
第一関節、第二関節と順調に入ったそれは、マルカの腸壁を激しく抉り取るように刺激する。
指一本にも関わらずその締め付けの強さに、ペニスを挿入したときの感覚を想像して、ハルは卑しく笑った。
指を引き抜こうとすれば、肛門付近の肉を張って吸い付くようにそれを圧迫するのだ。
左に右にと指を回しながら、どうにか全部抜けばマルカの肛門はすぐに閉じてしまった。
だが、その指の感覚は覚えている。尻穴も、脳も。
「待ってろ」
ハルは一段下の引き出しから細めのディルドを取り出し、ローションを多めに垂らす。
太さは指二本分ほど。ペニスよりは小さいが、少女の肛門に突き刺すには太い。
が、躊躇なくそれをねじ込む。
「ふっ、あああぁっ……! くる、しっ……」
圧迫感に囀るが、それはしっかりとマルカの尻穴へと挿入される。
「よし。それを入れたまま、こっちを向いて跨れ」
マルカはよろめきながらも、ディルドが抜けないように手で押さえながらハルの方へと向き直る。
寝転がっていたハルは上体を起き上がらせて座っていた。マルカは、おずおずと彼のペニスへ腰を下ろす。その途中で、ディルドを押さえる右手にハルの手が添えられて、マルカの心拍数が跳ね上がる。
「っ……!」
「?」
ハルはマルカと交換でディルドを押さえ、抜けないように保持する。
そして左腕で彼女を抱き寄せて密着させた。
上目遣いで見てくるマルカの恥じらいの表情。ハルは尻穴陵辱によるものだと疑わなかった。
(近い……)
それももちろんあったが、一番の原因は身体と、顔の距離であった。
胸はくっついていて、心拍まで聞かれてしまいそうで。
冷たい目をしている主人の顔は、これまで見たどの男よりも冷たく、美しいものだった。
マルカの幼い性と恋心が、下腹部をきゅっと締めた。
「動くぞ」
ハルにとってはそんなことは知るよしもない。
激しい上下運動で彼女の性器を穿ち、快楽を得る。
その顔が中々そそるものであったから、唇を奪い、陵辱する。
力を込めれば折れてしまいそうなほど柔らかく細い身体に、主従関係を刻むかのように。
激しく犯してやった。
再奥に欲望をぶちまけてやると可憐な肉穴は喉奥から声を荒げて痙攣し、吸い込むように中を動かす。
口を離してやると、マルカの顔はすっかりと蕩けていた。
「口まんこはチンカス掃除にしかなんねぇが、まんこの方の具合は悪くねぇな」
「あ、……りがとう、ございます……」
ペニスを抜いてやると、膣の奥からごぽりと精液がこぼれ落ちる。
だがこれで終わりではない。むしろ、これまでのは前戯に等しい。
「そろそろ、こっちの穴も良い具合になってる頃か」
「あ……んっ」
尻穴に深々と入っていたディルドを引っこ抜く。指を当てると、そこは物欲しそうにひくひくと開閉を繰り返していた。
指の一本、二本にくらいなら、もはや抵抗なく入ってしまうだろう。
「さっきみたいにケツ向けろ」
「かしこまり、ました」
言われるがままにマルカはハルに尻を向ける。
ハルは舌なめずりをして、その中心に肉棒を密着させた。
「いいかガキ。お前のケツまんこにはこれから俺のちんぽを何回も入れられて、しっかりと形を覚えさせられる。
今日からトイレに入ってクソをひり出す度に、俺にケツ穴をほじられた事を思い出すんだ。
その内クソをしただけで気持ちよさに俺の名前を叫びながらイキ顔晒す変態ロリオナホールになれるからよ。嬉しいだろ?」
返事を待たずに、剛直が幼い肉穴を奥までぶち抜いた。
「んはっ……!!」
四つん這いの姿勢のマルカが、仰け反った。息は止まり、汗が全身からぶわっと湧き出た。
先程まで膣穴で迎え入れていたペニスより、何倍も太く感じる。
串刺しにされたような感覚だった。
「おっ、いい具合じゃねぇか」
一方のハルはねじ込んだ亀頭で腸壁を舐める。
出口……今は入り口である肛門だけではなく、中の肉筒も収縮して、絡みつくようにペニスを締めていた。
マルカの意思に関係無く、反射としてきつくなっているそこから、強引に引き抜く。
「ああああああああぁ~っ!!!」
そして半分ほど出たところで、また奥までほじくり抜いた。
大きく跳ねてそれを感じるマルカの悲鳴が、耳に心地良い。
「たまんねぇな……やっぱガキはケツ穴に限るぜ」
「あっ……」
マルカは衝撃に耐えかねてぷしゃあ、と失禁し、布団と主人の足を濡らした。
「ごめ、な……」
声にならない謝罪をする少女に、ハルは落ち着いた口調で言った。
「汚ぇガキだな。まぁ構わねぇよ。これから三時間ぶっ続けでケツ穴レイプするんだから、どうせその内漏れる」
「さんじ、かん……?」
マルカがその単語に反応を見せた。恐る恐ると言った表情で振り向く。
「あぁ。さっきケツ穴舐めた時に強めの精力剤飲んだからな。三時間はずっとガチガチだ」
そう言って、大きく一回腰を突き出す。
「んぎぃっ!」
「嬉しいだろ?」
主人の問いかけに、マルカはただ微笑んで、
「は、い……」
と答えた。
「あああああああっ!! しゅご、すごいっ……!! ふ、ふとっ、おちんぽっ、おしりに、入ってるっ!!」
「お尻?」
「ちがっ、けつまんこっ、けつまんこですっ!! わたしの、けつまんこにっ、おくまでっ、入ってますっ!!!」
尻穴陵辱を開始してから一時間が経った。
最初は悲鳴を上げたり息を呑んだりするだけだったマルカは、ハルの技巧によりすっかり好き者にされていた。
いつしか悲鳴は嬌声へと変わり、前の穴からは別の液体をそれぞれ一回ずつ噴き出していた。
「すごい、きもちい、ですっ……! ごしゅじんさまの、おちんぽ、ずんずんって、きてっ……! あたまがっ……」
尋ねてもいないのに、自分からアナルセックスの感想を報告するマルカ。
快感のあまり上体はへたるように突っ伏し、尻を持ち上げてるだけの姿勢になり尚尻穴の感覚に焦がれている。
疲れ知らずのハルは肉棒でなかをこねるように、かき混ぜるようにぐりぐりと動かして彼女にどこが当たっているかを報告させ、その途中で深く突いた。
ゆっくりとペニスを抜いてやり、抜きはなった所で穴をつついてやると、肛門は物欲しげに蠢く。
その穴にスムーズな注送をしてやると、マルカは発情期の犬のような声を上げた。
「ああっ!! あんっ!! あぉ、おっ!! ひっ、ふっ、はぁっ……!」
快楽に溺れる少女。なされるがままのそれを、ハルは羽交い締めにするように腕を組ませて、抱きかかえ。
持ち上げて。
「あ――」
落とす。
「――~~~~~っ!!」
自分の体重がそのまま重りとなって、聳立する肉棒へとその身が突き刺さる。
熱く硬いペニスが奥まで、深々と、尻の穴をほじくり抜いた。
同時に先端から、どろどろの熱いマグマのような種汁が勢いよく噴き出して、マルカの腸壁を焼くように穿った。
「あーーーーーーーーっ!!!! あーーーーーーーーーーーっ!!!!!! ……あっ、ひっ……」
尻穴を性感帯にされていたマルカは、背筋を振るわせて大きく二回達した。その後、余韻で軽く数度痙攣し、ぐったりと後ろに倒れ込んだ。
「串刺しの刑だ。ほれ、こいつもぶち込んでやる」
マルカを突き刺したままハルは歩き、引き出しの中から自分のものと同サイズのバイブを取り出した。
「……」
マルカはそれを見て、力なくえへらと笑った。
マルカが絶頂で気を失う度、ハルはそれを陵辱で叩き起こした。
三時間ぶっ通しで入り続けていたそれをマルカの尻穴から抜く。
「……すーすーします……」
マルカはもう、尻穴にペニスが入っていない方が不自然に感じられるようになっていた。
昼食時も、マルカはハルの性玩具として扱われた。
「ぺろっ、ちゅっ、ちゅるっ、じゅぷっ……」
ハルが優雅にフレンチを食べている間、マルカは彼の肉棒を咥えさせられていた。
「飯が食いたきゃ、満足させろ」
そうご主人様に言われた奴隷は、空腹を肉しゃぶりで誤魔化すように必死に貪る。
腹に入れられこそしないものの、唾液と絡んだそれは倒錯感のせいで本当に美味しいように感じられた。
「少々物足りねぇが、まぁいいだろう。ほれ」
小皿に分けられた、牛肉のワイン煮が五切れ、マルカの目の前に置かれる。
香ばしい匂いのするそれを手に取ろうとした瞬間、ハルがその手を軽く踏みつけた。
「待て、だ」
「はい」
味を想像して、マルカの腹からきゅると音が鳴った。
「まさかそのまま食えるなんて思ってねぇよな? お前は俺の、何だっけ?」
「わたしは、ご主人様の……オナホールです」
「オナホールが飯なんか食うか?」
「…………食べま、せん」
マルカが悲しげにそう言うと、ハルは満足そうにその頭を撫でてやった。
その手の温もりは、マルカにとって被虐とは異なる快楽をもたらす。
「まぁあまり意地悪は言うもんじゃねぇな。ご主人様の特別ソースをかけてやる。ケツ向けろ」
肉棒を目の前に突き出されて狼狽えるが、その意味がわからないマルカではなかった。
おずおずと、彼の命令に従う。
「食い物の前でケツまんこは抵抗あるだろうからまんこで勘弁してやる。おら、おねだりしてみろ」
「はい、はい……ご主人様の、とっても濃くて美味しいザーメンソース、いっぱいかけて欲しいです……。
私のおまんこで搾り取らせていただくので、どうかたっぷりお恵みください……」
「よくできましたっと」
ハルは小ぶりな尻を掴み、緊張に震える彼女の膣穴を軽く陵辱してやった。
「もっと締めろ、しゃぶるんだよ、まんこでよ」
「はっ……はいっ……」
腹筋に力を入れるマルカの穴は表面が柔らかく、肉質の良さにハルは舌鼓を打った。
熱いのを一発、最奥に放つ。
「ひぅっ……!」
「ふぅ、たらふく注いでやったぜ。どうだ、自分が調味料入れになった気分は?」
「は、はい……気持ちよくて、最高です……」
汗ばむマルカの秘部からは白濁液が垂れていた。
「後はどうすればいいか、わかるな?」
控えめに頷いて、マルカは料理に跨る。
とろりと一滴、牛肉に白が落ちた。
「んっ……」
押し出すように腹に力を入れると、滴る精液の量は増えてみるみる牛肉は白くなる。
その様をまじまじとハルに見られて、マルカの顔はワインよりも赤くなった。
「出が悪いな。ほじくってやるか」
そんな事に構わず、ハルは彼女の膣穴に中指を突っ込み、くちゅくちゅと抉り始める。
「あっ、あっ」
既に開発された幼い性はハルの指技で面白いように弄ばれる。
白いものほとんどが出切ったと思えば、こんどは白がかすかに残った半透明の液体が牛肉に垂れた。
「おっと、まんこ汁まで出しちまった。このまま小便までかけさせてもいいが、今日のところはこれで止めとくか」
「ふーっ、ふーっ……」
崩れ落ちるように皿を跨いで横たわるマルカ。
ハルは丁寧に、皿を彼女の眼前に持って行ってやった。
生臭い匂いと、塩気がほのかに混じっても尚、それはマルカの目にはご馳走に映る。
「まんこに中出しされた後にそのまましゃぶる俺のちんぽの味だな。どうだ?」
「美味しそう……です……」
その言葉に、嘘はなかった。
「それは良かった。たっぷり噛んで食えよ。一切れにつき200回、しっかり数えろ。手は使うな。犬のように食え」
「はい……」
「それと、お前が食ってる間は俺が暇だな?」
マルカは言われて考える。
どう答えれば、ご主人様は満足してくれるだろうか。
喜んでくれるだろうか。
気持ちよくなって、くれるだろうか。
「だ、だったら……その間、私の空いたおまんこを、お使い下さい……」
その言葉に大層満足したハルは、猫でもあやすように彼女の顎の下を撫でてやった。
「お前もわかってきたじゃねぇか。じゃあ、お言葉に甘えてたっぷり使ってやる。
追加のソースもかけてやるから、よく味わって食うんだぞ」
「はい……!」
マルカは彼の言葉に、至上の幸福を覚えた。
そして宛がわれる彼の肉欲に、極上の悦楽を期待しながら、肉を口に入れる。
(おい、しい)
マルカは立派な、オナホールになっていた。
「……(つーかーれーたー……)」
ぐったり。
「あらあら、声を出すのも面倒なほどにぐったりしてますね」
散々遊ばれて昼食を食べ切ったあたりで体力が底の底をついてしまい、何をやっても起きないくらいに気絶してしまったマルカ。
目を覚ました時には深夜であり、ベッドの上で満月に抱かれていた。
ハルは目を覚ました瞬間部屋から逃走した。
「……(おしりがひりひりします……)」
満月仕込みのハルの技巧により痛みこそなかったものの、かなり過敏になったそこは数時間経ってもなお空気を感じてひくひく動いていた。
下半身をもぞもぞと動かすのを見て、満月は指先で優しくさすってやる。
「可愛いマルカ……ほら、貴女の好きなお姉ちゃんの指先ですよ……。マルカのおしりとおまんこがだーいすきな、おててですよ……」
皮膚一枚だけを撫でるような満月のソフトタッチが両手で行われ、彼女の敏感なところをすっと舐める。
両穴のふちをつつつ、と愛でられて、マルカはその中心、身体の奥がじわっととろけるような快楽を味わう。
「……っ……」
満月は僅かに震える彼女の耳元で、優しく囁く。
「甘イキ、って言うんですよ、これ。疲れ切った身体でも、身体の芯にじんわりと染み込んでぽかぽか気持ちよくなれるんです。
眠くなったら寝てしまいなさい。夢の中でも、たっぷりお尻とおまんこ気持ちよくさせてあげますから……。
ずーっと、おなかの中きゅんきゅんさせてあげますからね……」
落ち着かせるようなゆったりとした低音を聞きながら、マルカは切なく甘い気持ちよさに意識を溶かされ、沈むように眠ってしまった。
「ふふふ、今度は私のおもちゃですね……」
満月が眠った妹の耳にそっと舌を這わせる。
マルカは夢の中でも満月に弄ばれているのか、姉の胸に顔を寄せて息を吐いた。
その後。
「あ」
「う」
マルカからこそこそ逃げ続けていたハルは、ばったりと廊下で彼女と鉢合わせてしまった。
「どうして逃げるんですか、私をオナホール扱いしたご主人様?」
「どうして逃げるかわかってんじゃねーか! だってマルカ気絶しちゃったから焦ったんだよこっちは! 顔会わせづれーよ!!」
そんなことですか、とマルカはため息を吐いた。
「別に、私いいですよって言ったじゃないですか……気絶するほど気持ちよかったんですから、気にすることないですよ」
「だってさ……だってさ……調子乗り過ぎちゃったんじゃないかって思ったんだよ……満月にいつもあれくらい軽くやってるから感覚が……」
(普段からあのレベルなんだ……)
それでも気絶どころかハルよりもピンピンしているのだから、満月の体力に引くマルカ。
「マルカ大丈夫か……? ケツかなり気合い入れて犯しちゃったから怪我とかしてないか……?」
弱気になっておろおろする主人に、マルカが微笑んだ。
「ご主人様のせいでちょっと敏感にされちゃったけど、別に大丈夫ですよ。痛みとかはありません」
「そうか……? お前になぁ、もしもの事があったらなぁ、わしゃ切腹もんじゃけぇ……」
「どういうキャラなんですかそれ……?」
サディストの面影がまるでないハルに、マルカは少し考えてから耳打ちした。
「ご主人様」
「! なんだマルカ!? 本当はケツが痛くて血が出てとかか!? も、もしも人工肛門とかになったら、俺はお前の面倒を一生見てやるから……!」
違いますよ、と、頬を小突き、黙らせた所で恥ずかしそうに言う。
「きょ、今日トイレ行った時、ちゃんと、その……言ったんですよ?」
「え? 言った? 何を?」
マルカは死ぬほど恥ずかしそうに、口をもごもごさせ、波打たせ、震える声で答えた。
「……ご主人様、って」
「……? …………!!!!」
その意味がわかったハルに、更に続けるマルカ。
「あの……私、いつでも、ご、ご主人様用の変態ろりおなほーるだから……。
好きなときに、いじめて下さいね……?」
上目遣いで言う少女に。
ハルが欲望を制御できるはずがなかった。
【Я - Ваша вещь】