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「七聖剣」
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滝杉こげお先生作品。
新作のようですがリメイクみたいですね。
リメイク前のは読んでいませんでした。
七聖剣…ロマサガの七英雄みたいな感じ?
直球ですが中二病テイスト溢れる良タイトルです。

■第一章 『試剣 白鶴』
魔王を倒し、その体に封印した勇者。
しかし勇者が死ねば、魔王の魔力が暴走して半径10キロが吹き飛ぶという。
王様から「帰ってくんな」と言われる。
勇者は自由を求め、魔王をちゃんと封印する為、七つの聖剣を探す旅に出る。
オーソドックスなゲームファンタジーですね。
「『欠』能力者バトル」の外伝と言っても通じそう。
ただ、そのまんまゲーム内の世界に入る「『欠』能力者バトル」と違い、こちらは純然たるハイファンタジーの模様。
これをハイファンタジーと言って良いものか悩みますが、そう仮定しましょう。
ハイファンタジーの対義語としてローファンタジーがあります。
いわゆる異世界トリップ物、もしくはその逆に異世界人が現実世界に来るもの。
ハイファンタジーは、完全に異世界ファンタジー内で完結した世界。
つまり世界の理、歴史、文化、言語、全てが現実世界と異なるものです。
でもこちらの「七聖剣」の世界は、パッと見た感じ、ドラクエとかFFの世界をなぞっただけの良くあるゲームファンタジーですよね?
…としか読めない時点で、続きを読む気が半分ぐらい失せるのです。
「ああ、またかー」と。
いや、ありきたりな舞台設定でも良いんですよ?
しょせんライトノベルですし、子供向けで分かりやすい世界。
なろうの異世界トリップ物だって良くある世界設定ばかりですしね。
あとはキャラクターや話の展開でどう個性を出せるかでしょう。
ただ、今のところ何の捻りも見られない。
タイトルとなっている「七聖剣」ですが、最初の一本が『試剣 白鶴(じけん はっかく)』って…日本酒かよw いやそっちは「はくつる」と読むけど、もうちょっと別の名前はなかったのかwww

>なんとも締まらない旅の始まりである。

まさしくその通りで、WEB小説として、次の更新に期待させる引きでもない。
作中のキャラが言うのはいいけど、読者にまでそう思わせちゃいかんでしょ。
もしかしたら私の感想日に合わせ、急いでリメイクしたのかもしれませんが…だとしたら拙速かな。もうちょっと練って欲しい。
同じファンタジーでもまだ「『欠』能力者バトル」の方が面白いです。
あちらはノーサイドの存在が個性となっているし、欠能力というものについてもちょっと面白く感じているところですしね。
私、あれを「コロコロみたいだ」と感想書きましたよね?
別に褒めている訳ではなく、最低限コロコロ読者(小学生)なら何とか騙せるかなという意味です。
こちらはコロコロ読者すら見向きもしません。
まぁ、まだ感想を書くほど話が進んでませんが、ここまで読んだ限りでは、つまんねぇなぁとしか。
締まらない感想で申し訳ありません。

       

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