Neetel Inside ベータマガジン
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「ドン亀のヨーチン」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=16891



ヤーゲンヴォルフ先生ェ…。
Twitterでコメントつかない事を良く嘆いてらっしゃいますが…。
言うまでもなく、小説はコメントつかないもんです。
1回あたりの更新で0コメとかざらで、何十回も更新してようやく1コメついたり。
ついたと思ったら「つまらん」だったり。
それで当たり前だし、明確に「つまらん」ってコメはないじゃないですか?
むしろ賞賛コメが多い。
全然気に病むレベルではないと思うんですよねー。
むしろ新都社文芸・ニノベ界では中の上の人気だと思いますよ、割とマジで。
私もこちらの作品楽しみにしていて、FA贈るほどです。
モチベーションは強く持って更新して頂きたいところです。

■5/武島の娼婦
面白いwwwww
私は娼館の経営者と同じ立場な訳ですが…。
こういう兵隊さんなら大歓迎ですね。
軍隊と性に関しては、昨今ますます暗く、誤解されやすい話になりがちです。
日本と韓国における従軍慰安婦問題を持ち出すのは野暮ってもんですが、そのイメージが強くつきまとってくる。
だからWWⅡにおける軍隊と性の実態というもの、戦地や占領地域における娼館がどういうものだったのか?
これを客観的かつエンタメとして描ける作家さんは貴重です。
鱶爾は主人公補正をきかせて美人な娼婦と楽しい一日を過ごします。
大半は上田のような憂き目にあってると思いますがw
現代の日本でも「娼婦を選べない昔ながらの置屋」ってのがあります。
大阪の南部、信太山新地とか有名ですね。
10年以上前に行ったことありますが確か15分7500円だった。
そこはやり手ババアが機械的に女の子をあてがうシステムで、飾り窓やショーウインドウのようにライトアップされた玄関先で客を待つ飛田や松島新地などとは違うんですね。
顔バレを気にしている女性は信太山を選ぶそうです。
だから顔バレを恐れているというだけで、決して美人がいない訳ではない。ブスも多いだろうけど。
話が逸れました。
兵隊が女を買うというのは結構情緒的な部分があります。
娼婦は、貧困ゆえに、両親や旦那に売られてきたのかもしれない。
兵隊は、明日は死体となっているかもしれない。
現代よりもシビアな状況で出会っているのです。
何ともドラマチックじゃありませんか?
現代の兵隊(ブラック企業社員)が風俗大好きなのにも理由があるのです。
一期一会、刹那の快楽、生きている実感。
稼ぎの全部を女に突っ込んでも惜しくないって感じでしょうね。
提示された料金の三倍を惜しげもなく払った鱶爾の心境が私にはよーく分かります。
男として一皮剥けましたね。
北方謙三じゃありませんが、だから童貞はソープに行けばいいのだ。
戦闘やミリタリーに興味ない方もこの章は単独でも読めるのでおすすめです。

■6/極北の輸送作戦
鼠輸送の潜水艦バージョンですな。
やはり大まかにでもWWⅡの戦史を知っていると楽しいヨーチン。
北中支と書いて「ペコポン」って…アニメ版ケロロ軍曹かwww
原作漫画&実際には「ポコペン」の筈ですが、自主規制というか配慮したのか…?
鱶爾と美禰。五銭硬貨をくくりつけた人形、天照旗と帽子を振っての別れ。
前話から続く、情緒的で美しいシーンでした。
こりゃあ死ねないな!
でも友軍のダイマン軍はまったく頼りにならんようです。
先行き不安すぎる。
しもつき一号は補給先のキス島へ向かって北上する。
寒さの描写は真に迫っています。
この世界の地図は明らかにされてませんが、極北とあるから緯度的にはアリューシャン列島あたりになるのかな?
道中、ダイマン艦隊と遭遇するが、かなりの無警戒ぶり。
なるほど、士気は高いかもしれないが、錬度は低そうだ。
結果、先走ったダイマン艦隊が囮となって、しもつき一号の補給任務は成功する。
が、案の定ダイマンは大敗北を喫しています。

■7/金髪の乗客
作者コメント:緊迫感が圧倒的に足りん。

ってことだけど…いやいやいや。
十分、緊迫感ありましたよ?
潜水艦らしく駆逐艦から逃げ回る。
ダイマンの金髪美女士官を救出したは良いが、貴族のお姫様らしく足を引っ張る。
駆逐艦相手に虚実織り交ぜた読み合いの末、何とかかんとか逃げ切るまで。
金髪美女士官は良いキャラしてますが、単に足引っ張り要員で終わっちゃうのかな?
恐らく、匹腹とのロマンスについて語られるとは思うけど…。
やはり思うのは、これだけリアリティを持ってミリタリー物を書くのは大変だろうなということ。
私もそこそこWWⅡの架空戦記物などは好きなので読みますが、書こうと思っても書けないと思う。
様々な潜水艦に関する知識、風習、戦術などなど。
多角的な知識が必要だろうなと感じさせられます。
単純に凄いなーと思いますよ。
軍隊講座も需要あるんだから続けて欲しい。
続きも楽しみにしていますよ!

       

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