Neetel Inside ニートノベル
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「第六回、お米の美味しさを視聴者の皆さんにお伝えするコーナー」
「どこのローカルテレビにそんなニッチなコーナーが有るのよ」
「うるさいね。新潟とかにあるかも知れないだろ。BSNとかに」
「とりあえず新潟県民の人に謝りなさい」
「というわけで今日も始めていきます、コメント返信」

[36:14] 綺麗だな。繭化して世界が終わっていくのに何でこんなに美しいと思うのだろうね <2015/01/19 11:55:08> P.AapBe0P

「終わりは何でも美しいものだと思うよ。死は人生の完成というからね」
「小説も終わりがあってこそ美しいものね」
「なにげにグサッと突き刺さる一言だね明穂。そんな君は今日も美しいよ」
「だから何? 今更武藤にそんなこと言われても全く心は揺れないわよ」
「それはつまり、もう揺れすぎてよく分からないってことかな? あ、待って明穂。僕が少しでも生意気な言動に走ったら無言で手斧を取り出すのやめよう? というかどこから拾ってきたのそれ?」

[37:18] シリアス展開かな?wktk  あと、前半に誤字。「食に飢えている」→「植えている」になってる <2015/01/28 09:59:28> D0bApzY/S

「誤字訂正ありがとうございます。そして、シリアス展開かー。これはアラガキのところにいた時のコメントかな? まあ、命を狙われそうになったのは久しぶりだね」
「前に死にかけたのは野犬の群れに囲まれた時だっけ? 武藤一人で」
「そうそう。いやまあ、僕が死ぬということはないんだけど、痛みは当然あるからさ。狂犬病にはなりたくねえなりたくねえって言いながら逃げ惑っていたよ。あれは命懸けの闘いだった」
「へえ。私はスパムを食べながらそれを遠巻きに眺めて笑ってたわ」
「あの時の『犬が怖いから近づけなかった』っていう実に女の子らしくて可愛い回答は嘘だったのかい」
「野犬ごとき、膝でこうして、こうよ」
「実演するのはいいんだけど、今僕を蹴る意味はあった?」

[38] マッドサイエンティスト的なやつか! <2015/01/28 16:04:58> jWsVZ/E.S

「たしかに彼はマッドサイエンティストだったね。研究のためならいかなる犠牲もいとわない、生命の概念を忘れた愚かな研究者だ。遅かれ早かれ彼は死んでいたかもしれない」
「なんにせよ、見ていて気分が悪くなるおっさんだったわね。ちょっと臭かったし」
「そういうことを言うもんじゃないよ。でも、僕はそんなに気にならなかったけどなあ」
「武藤知ってる? 人間って、同じ匂いをかぎ続けるとそれが臭くても分からなくなるんだって」
「どういう意味だい明穂。どうして僕と距離を置くんだい」
「クノー」
「『臭くて無能な武藤』」
「大正解」
「違うって! 別に僕から加齢臭は発せられてないって! 誤解にも程が有るよ!」

[39:一章「ナッシングス・ゴナ・チェンジ」] 絵の雰囲気いいね!先生が描いたのかな? <2015/01/29 09:47:31> fZIAgy61P

「お褒めの言葉をありがとうございます。当作品の挿絵は董火ルーコ先生に描いてもらったものだね」
「素朴だけど、いいタッチよね。先生の作品を読んでみたけど、雰囲気がとても素敵だったわ」
「む、ずるいぞ明穂。僕はまだ読んでいないのに。というかネット環境がないのに、どうやって?」
「ネット環境がないからこそ、色々手順を踏まないと無理ね。武藤には無理だと思うわ」
「む、そんなことを言われると何が何でも読みたくなってくるな。どうやったの?」
「まず作者を脅して」
「生みの親になにしてるんだ君は」

[40:三章「スティル・ビー・シンギング・オン」] 第六感でとらえることができる類の人かな <2015/02/09 00:16:51> J46UMcM0P

「これはウタの話かな? 正直、どの辺りに突っ込んだコメントなのかわからないよ」
「少しだけ作者の本音混じってない?」
「気にしない気にしない。僕は基本的にシックス・センスが鈍いから、第六感が強い人ってのは羨ましいなあ」
「武藤だってシックス・センスに優れているじゃない。ごく一部のタイミングで」
「ん、そうだっけ? まあ確かに明穂よりは鋭い感覚を持っている自信はあるけど」
「そう、それは良かったね」
「オーケー明穂。良く分かった。僕の類まれなるシックス・センスで君の殺人衝動を感じ取った。だから許してくれとは言わない」
「じゃあ、この世の最期に言い残すことは?」
「僕をボコボコになるエンドはワンパターンって言われただろおおおお!!」

       

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