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★文芸・ニノベ作品感想2★
3月13日更新ニノベ作品感想その2

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新都社で作品の感想を書いていく。
そのスタイル(書き方)にこれというものが果たしてあるか。答えはノーでしょう。
業界の定型としてあるレビュー、書評の様式、それらをここへ持ってきても過不足のない感想は書けましょう。経験があればなお一層手堅く読者の意をくむこともできましょう。(感想の定義は別として)
ではそうでない、経験のない人間はどうするべきでしょう。
この感想企画が始まる前、感想の書き方について見聞を深めたり(ググった、立ち読みした)、人様の意見を聞いたりしてみましたが確たる答えは自分の中でそれらを消化し、自分流の感想の形を作っていくしかないということでした。日本の書籍物のレビューや書評が実際どのように行われているか情報としてあるだけで実物を目にすることはそう多くありません。目にしたとしてもほんの数行。
そこで、思ったのが……
分かり易く伝えたい。確かにそう。
読みたくなる感想を書きたい。それも当然。
作家の役に立ちたい。十二分すぎる対価になればいい。
ここでもう一つ私が感想を書くうえで組み込みたいと思ったのが感想の下地にもなる部分の具体性です。
小説は一更新分で多ければ10000文字以上にも達します。字数だけでなら漫画の比ではありません。ですが漫画だってそれは同じでしょう。視覚的情報量は個々の作品で多い少ないあります。読み物という点においてこれら二つは何も変わりません。
私はこれから半年文芸・ニノベ作品の感想を担当します。
その中で自分がどの部分でどんなふうに感じた、思った、何を思い描いたかというのは重要で、そこをちゃんと自ら把握し伝えたいと考えました。
実際そこまでしなくてもいいかもしれない。求められていないかもしれない。
ですが伝えるべきことをちゃんと伝えるための最低限の字数というのは必要です。
長いと思う方も多いと思います。読みなれない長文は閉口するかと思います。ですが読み飛ばすこともできると思います。ただ、ここで挙げる作品を読むことになればこの感想の何倍もの文を読むことにはなるでしょう。
そしてそこで感じたことを万が一にも筆に起こそうと考えたとき、おそらく作家の凄さに気がつくと思います。己の感想で書く文章がいかに拙いかも。小説や漫画を書くというのはそれほど労のいることなのです。それを思うと少しくらい長く感じるこの感想も、軽いと思って読んでもらえるとありがたい。
読めとは言いません。疲れるでしょうから。ただ掻い摘んで読みたいところを読んで閉じることもできますよ。その選択は読み手にあるのですから。つまりは無理して全部読まんでええよと、いうことです。

ではニノベ作品感想その2いきます。

今回は以下5作品。
平和と混沌の学園第41話から第80話まで
マゾでかくやな乱れ咲き!
×××の塔
女中の袖に手を入れて
週末のロストマン

「女中の袖に手を入れて」と「週末のロストマン」は感想わけるかもしれません。

       

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