Neetel Inside 文芸新都
表紙

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 ディオゴとヌメロがセキーネを追っている最中、
兎人族の陣地内ではガザミへの拷問が行われていた。
名目上はゲオルク陣営に属するガザミが、ネロを手引きした疑いを立証するための
自白を引き出すための止むを得ない拷問であるが、ここで行われていた行為はもはや
オーベルハウザーの快楽を満たすためだけのものになっていた。

「くっ……そっ……!」

目を閉じ、身体を捩らせるガザミ。それもその筈だ。
ただでさえ槍で身体を串刺しにして乱暴に固定されている上に、
彼女の顔面にはオーベルハウザー将軍のペニスから滴り落ちる白い蜂蜜がポタポタと落ちていたのだ。

「ぃうッ……!!ぅうッ!!」

避けたくてもかわしきれず、目と鼻へと落ちていくオーベルハウザーの白い蜂蜜は
ガザミのメスとしての本能を激しく刺激していた。
いつもの男勝りの威勢が今にも押しつぶされそうであった。

「……く…そッ」

ただ、ガザミも戦士である。
口に入りそうになった蜂蜜をプップッと吐き払い、周囲の黒兎人兵にかけようとしていた。
オーベルハウザーの汚らしい蜂蜜……いや、我慢汁がかかるのを恐れて
兵士たちは部屋を後にしていった。

「……気丈な女性だねぇ……流石は歴戦の女戦士だ。
だが、次はどうかね?」

そう言うと、オーベルハウザーはガザミの頬に自身のペニスを押し付けていく……

「ぃっ……!!」
気丈に振舞ってはいたが、もはやガザミも我慢の限界だった。
瞳からは涙が零れ落ち始めている。

「……咥えたまえ」

そう言うとオーベルハウザーはガザミの顔面をペニスでなぞり始める。
なぞられた後には我慢汁の線路が出来ている。

「……いつまでもその美しい顔を穢されたくはあるまい……?
……咥えて、飲み込んでくれるだけでいい……それが終われば
キミの顔を穢すことを止めよう」

「……てめぇっ……!!話が違うぞ……!」

ガザミとしては拷問の趣旨が変わっていっている理不尽な状況に
怒りを隠しきれずにいた。

「……俺たちがネロを手引きしたことを…吐かせるのが……
この拷問の趣旨だろぉが……っ!! てめぇの性欲の捌け口なんかに
される覚えは……ねぇっ!!」

言い切る前に、オーベルハウザーは自身のペニスをガザミの口にくわえこませていた。

「んぐっ!!!」

突如として喉へと押し込まれたペニスの感触に
怒りを残していたガザミの思考は一瞬で崩壊した。

「……ガザミ君、君がネロを手引きしたか否かはこの際
どうでもいいんだ…… 今は君が私のストレスの捌け口になってくれればいいんだ……
はぁっ……!! しっかり私を…うぅっ………射精へと導いてくれたまえ……
歯を立てればどうなるか分かるだろう?」

ガザミの頭を掴み、無心に腰を振るオーベルハウザー。
ガザミは犯されている自分をどこか遠くで見つめているような気分になった。
これは自分ではないのだと必死に言い聞かせていた。
戦場で女が性の捌け口にされている光景をガザミは一度も目にしたことがないわけではない。
ただ、必死に自分はそういう立場にはならない。だからこそ、必死で男と同じ力を持つんだと
言い聞かせた。そのために、彼女は女戦士という道を選んだ。
こんな屈辱を受けないために。

「んくぅうう~~~~っっ……!!」

オーベルハウザーのペニスを頬張りながらガザミの瞳から
大粒の涙がこぼれた。その涙はガザミが久々に流した女の涙であった。

「ふぅっ……ぅうぁっ………蟹女の口はゴツゴツしているかと
思っていたが、案外柔らかくて興奮するぞ……ガザミ君……
キミの外観から醸し出されるギスギスした雰囲気と、
口内の感触から醸し出される女の温もり……この2つのギャップが……
そそる……そそるぞぉ……!!」


もはや精液と涙でぐしょぐしょになったガザミは
オーベルハウザーの陰毛林に顔をうずめながら早く終わって欲しいと目を瞑り懇願した。
その時間は彼女にとって何年にも感じられるほどの地獄であった。

「ぁ……っ……あぅッ!!」

次の瞬間、オーベルハウザーの精液の土石流が彼女の喉に叩きつけられた。

「んッ……ごッ…!」

思わず吐き出しそうになるガザミの口をオーベルハウザーはペニスで
ねじ込んで防ぎ、指示する。

「飲め……飲むんだ!!」

オーベルハウザーはガザミの後頭部を掴み、彼女の顔面を自身の陰毛林に押し付ける。

「飲み込まなければ終わらないよ……ガザミ君!さあっ!飲みたまえ!!」

屈辱の苦汁をガザミは飲み込むのだった……

       

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