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   「日替わり小説」   作者:天馬博士

   【ざっくり感想】

 『~日曜日(十月十六日)~』
 仕事に遅れそうな人の話。
 この人は二つの世界を行き来しているってこと?ラインの相手のことを詳しく知っていなかったり、勤務先の正しい場所が把握出来ていなかったりしている辺り普段生活している世界とは異なる所にいるようでしたけど、それにしては適応力があり過ぎる。別に何か理由付けて休んでもよかったんじゃない?って思いました。別世界でもきちんと仕事場に向かおうとするその社畜精神に感服。

 『~月曜日(十月十七日)~』
 救急車に追い回される話。
 この世界には未来予測システムでも実装されてるんですか。そうじゃなければ何か事情があってドライバーを追っていたとか?最終的にコンビニに突っ込む未来が確定されていたんだとしても原因はお前らにあるだろと、たぶん自分でもそう言いますね。あるいはこれがなんちゃらズゲートの選択か…とか呟いて諦めるかな。

 『~火曜日(十月十八日)~』
 妖怪アンテナの話。
 最近の若者は鬼太郎知らんの……!?え、うそ、鹽竈もう若いモンじゃないの?『オイ、キタロー!』とかやって学生時代に目玉オヤジの声真似とかしなかった!?
 なんだか地味に作品関係無くショックを受けてしまいました。ってか課長代理は本当に物の怪の類だったのか…。そりゃビビりますわ。

 『~水曜日(十月十九日)~』
 世界史の授業の話。
 なにそれ、その授業受けたいんだけど!
 ケーサルの言葉に不思議な力があるのか、進学校生徒達の睡眠学習能力が高いのか、あるいは何か特別な感覚共有能力でもあるのか。よくわからないけど、どの説が当たっていても結論は同じ。ここ、さてはミュータントの育成学校だな!
 この昨今はVRとかが発展したりしてますし、もしかして本当に近い未来に実体験型授業とか開発されてもおかしくなさそう。

 『~木曜日(十月二十日)~』
 告白の話。
 それわざわざ校舎裏にまで連れ出して言う話?別に何か深い接点があったわけでもなし、黙ってればそんな学校内で顔合わせることもなかったでしょうに。こんな言われたら別に好きな相手じゃなくても普通にへこむわ…。

 『~金曜日(十月二十一日)~』
 運動会の話。
 金かかってるなぁ…と一言。こんなん芸人がローション使って暴れまくるバラエティ番組でも中々再現できませんよ。浸かれるくらいの深さに水飴並々ってのがヤバい、死人出そう。優勝した組への副賞も嫌がらせでしかない。そんなに飴余ってたの?
 
 『~土曜日(十月二十二日)~』
 魔法少女の話。
 うん、まあ、あれっすよね。『私の為にこれ以上争わないで!』っていうやつ。…違うか。
 そんな目の前であれやこれやと自分の改造計画練られたら、普通に仲間になるからそういうことしないでって言いたくもなる。もしかしてそこまでが計画の内だった…ということか!(絶対違う)

       

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