Neetel Inside ベータマガジン
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   「魔法少女マリア  The pleasure」   作者:どんべえは関西派

   【作品内容】
 すいません、随分と遅れました!仕事云々もそうなんですが、前作アリヤとか外伝とかまだ全部読んでなくて、それらを消化していたら時間取りました!
 さて、物語はアリヤから一年後となりまして。そうなると第一作からもう十年くらいは経過しているということですかね?これまでは一つの街でのわりかし小さめなスケールでの話だったのが、今作からは世界という大規模なステージでの展開となるようです。いよいよ話の終わり方がわからなくなってきましたが、どうなることやら?


   【人物】
 これアリスの妹じゃないですよね?もしかして死体いじって改造したとかそういうオチ?おそらくはボスであるアリスに対抗する唯一の戦力として名付けたのだとは思いますが。
 でもなんかこの子がシリーズ中で一番マトモな主人公かもしれない。三作目にしてようやく普通の子が…!でもまだわかりませんね、いざ戦闘に入ると狂気の笑みを浮かべながら敵勢力を惨殺とかやってもおかしくないから…。
 達也はだいぶ人でなしになってしまいました。自称してましたが、本当にマッドサイエンティストになってしまったようです。人体実験平気でしてるし。
 その達也によって生み出された新勢力、人造超能力者のユウキや人造兵器らしきデルタ。そして人造魔法少女のアリス。達也天才かよ…。
 どれもエネルギーには魔力のコアを必要とするようですが、それに見合った戦力は保有しているようですね。それに加えて世界最強の魔法少女であるフレイヤや歴戦の猛者である詩音に朱鷺、これもう勝ったんじゃない?ってレベルの戦力が勢揃いです。
 たぶんアリヤはアリスの側に付いたんでしょうね。この二つの勢力が世界の命運を分ける大勝負を仕掛ける…のが大筋かな。味方も敵も相当ヤバいの揃ってるんですけど。


   【文章】
 前に書いた感想のまま、ほぼ言うべきことは変わりませんね。四回も五回も同じ作者さんの感想を書いていると、指摘点とかがちょいちょい被っちゃうんですよねぇ…。
 でも文章はだいぶ改善されたのではないかな、と感じます。まだいくらかの誤字脱字は見受けられますが、うんでもだいぶ減りましたよね!
 あとは戦闘描写が時々よくわからなくなったりするのがありますかね。状況がどうなっているのか、どう動いているのかがいまいち判明しないような感じになることが。大体はわかるんですが、互いの間合いとか能力の発動による変化とか、そういうのがたまにわかりづらいなーと思ったりします。
 くど過ぎるのもあれなので、これくらいでちょうどいいかもしれないとか考えたりもしますけど、結局は作者の書き方と読者の解釈次第で大きく変動する部分だと思いますので、あまり深く追求することは避けようと思いますね!


   【ざっくり感想】
 物語はとうとう戦争状態にまで悪化。アリス率いる絶望少女勢と、達也率いる(?)人造兵器と魔法少女の連合勢力。どっちが勝っても世界が戦闘の余波で滅びそうな気がしてならない。またクライシスがなんかやらかしたりして。
 でも一作目から読んでいる身としても、アリスには何らかの救いがあってほしいですね。あんだけ頑張ってたのに、原初の魔法少女として討たれておしまいってのはあまりにも可哀想で。
 ところでユウキとデルタは明らかに魔法少女とはベクトルの違う能力を使っているみたいだけど、あれは何か意味があるのかな?科学で人工的に生み出された兵器だから違う特徴を宿しているってことだろうか。

       

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