「あけましておめでたくない!」 作者:田中佐藤
【ざっくり感想】
これはなんなのでしょうか、田中佐藤先生なりの今年の挨拶か何かなのかな。どうにも作り話というか実体験的なものが多分に含まれているような…。
ひたすらに正月の鬱屈した気分を文章に吐露している内容。そんなに正月って嫌なものですかね?鹽竈は数少ないゆったり出来る時なので普通に好きですが。
読んでいて気分が沈んでくる文章ですが、真面目に感想とするのであれば、気になる点はありました。
『しばらく寝ぼけた後、僕はスマホの画面に目を向ける。LINEやメールをチェックする。LINEやメールをチェックすることが毎朝の日課だった。』
『郵便受けのポストをチェックしに行くのだ。郵便受けのポストをチェックする。』
こういう、何故か同じことを繰り返す文章が気になりました。行動する動機と実際に行ったアクションの描写を分ける必要はおそらく無いと思います。チェックした(しに行った)、で片付く一文じゃないかと。
感じたことはそれくらいでしょうか。正月に関する個人的な見解というか思想に鹽竈が口を挟むことは出来ませんし、それが大部分を占めている今作品にはあまり感想として書けることが少ないですね。
まあ、なんというか、今年も頑張りましょう、としか?