6月25日/背中に揺られて
延々と続く坂道。実家の周辺を歩いているらしい。
ただ、このあたりに坂道なんて無かったはず。
10kmほど歩いたのか、足が疲れたので休んでいると
目の前を巨大なヘラジカが通っていく。
うまく手懐けて背中に乗り、坂を駆け上がり天辺へ。
頂上は晴れ上がり、眼下に雲が揺蕩う。そのかなたには海。
季節は春と夏のあいだ。
文芸新都 |