Neetel Inside 文芸新都
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6月11日/何もない日は着物で

道行く人は皆、紺色の着物を着ている。漏れなく私も。
私は半着に袴を付けていて、足捌きがいい。
公園や地下街を駆け回っている。
途中ワゴン車に乗ると、見知った顔が2~3人。
しばらく乗ってあたりを見回すと周囲は高層ビル街。
およそ30階建てのひとつに入り、7階の旅行会社を目指す。
階段を一気に駆け上がり、飛び降りるを何度も何度も。
途中トイレに入ると、個室も手洗いも何もない、空虚な空間が広がっていた。

       

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Neetsha