高校生編

Bad Smell 高校生編(1) 入学式

奇跡的に無事、高校に入学できた私だったが、ここで1つ問題が出てきた。同じ中学生の皆が滑り止めで受けたのは、あくまで普通科だけで、進学クラスを受けたのは私1人。つまりは、進学したは良いものの、そこには、知り合いが1人もいなかったのである。

体臭のこともあり、対人恐怖症になっていた私にとって、このことはほとんど死刑宣告も同然である。

考えてみてほしい。1からまた、自分の匂いを受け入れて、友達になってくれる相手を探さねばならないのだ。

人は第一印象を大事にする。体臭がキツイ相手には不潔というイメージが付きまとう可能性が高い。
(現に後に大学ではそのことが風呂に入っていないというデマを流されることに繋がった。)

そのため、入学式の時、私はそのことに対する不安から、体が震え、尋常じゃないほど脈を打ち、自分の知り合いが同じクラスにいるという幻覚さえ見た。

そして、入学式の後、HRで先生の自己紹介が終わり放課後になると、他の皆が楽しくお喋りをしている中、すぐさま、私は1人教室を飛び出した。

馬鹿な行為である。第一印象を気にするあまり、クラスの中で、第一印象が一番悪い人間になってしまったのだから。