Neetel Inside 文芸新都
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かくということ
2.箱庭観察の楽しみ

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さて、2章に移ったわけだが、ここでは箱庭観察(勝手に俺が名づけた)の楽しみについてかたろうと思う。
もちろん、これは素人目線の物だ。気にせずに作品を描き進めてもらっても一向に構わない。

箱庭観察的楽しみとは、箱庭を覗く楽しみのように、主人公やその周りの人物の行動を客観的に見て、楽しむ方法で、
感情移入的楽しみとは、対極に位置する楽しみ方だ。
例としてあげるとすれば、バラエティー番組、コント、ギャグ漫画、四コマ等だ。
感情移入とは違い、ギャグという、有り得ないような事を行い、馬鹿だと思わせることで笑いや、楽しみを与える。
らき☆すたも、この箱庭観察的楽しみがメインといっていいと、私は思う。
与える物は笑いで無くてもいい。和ませたり、独特の空気を持たせることだ。(もっとも、笑いよりも難しいと思うが
基本は笑いで、シュールな笑い、ギャグな笑い、不条理な笑いなどがある。
<最強>は、こちらでしか使えないと思う。つまり、通常<最強>ならば、普通よりも濃い背景を与える必要がある。
そうすると今度はギャグや、有り得ないことでしか使えない。濃い背景は、それだけでギャグになりえるからだ。
美味い人はその背景を利用し、シリアスな感情移入へ持っていくが、普通「できない」と考えてもらえるとうれしい。
また、箱庭観察には特に現代モノや、ファンタジーなどで、変わることはない。
なぜならば、そこにそれがあるなら、面白いしいいじゃない、という感覚になる。
これは世界観を最初に語らせる必要が無いという利点だけでなく、背景さえ練っておけば、使いたいときにそれをちょっと、説明させてやればそれは公式設定となり、
以降その説明無しでその世界観を使うことができる。
感情移入的なものでも、そのやり方はあるが、「ご都合主義」といわれる危険性がある。注意すべし。

       

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