Neetel Inside ベータマガジン
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ユーモア雑感
01-05

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ユーモア雑感 01

ユーモアというものはどんなものなのか。途方もないのでわかりやすく書くと、私は何を面白いと感じているかについて書くだけなので、そんなには価値がある文章は書かないと思う。

まず、文字でのみ行うユーモアに限定してみよう。なんでかというと文章で書くから。「3センチの顔の少年がいる、という絵」というのは、やはり、絵で見ないとよくわからないしね。

文字のみの本を読むのは苦手なので、根性で読んだ太宰治だけを手がかりに書く。ここにおいて、太宰治が通用しなければ、もう何も書けない。なので通用する仮定の上で書く。

太宰治の文章で、「まだ若いんだから駄洒落などは言うな」などと書いているシーンがあった気がする。そんな記憶がある。

ここにきて手を叩いたね。太宰治にとって駄洒落はタブーなのだ。

     

ユーモア雑感 02

どうして駄洒落が駄目なんですか。酷いじゃないですか。差別ですよ。そりゃ文豪かも知れませんが、駄洒落にも笑われる権利がある。

さて、面白い駄洒落を書かなきゃならなくなってしまった。考えよう。

電話に出んわ。

これは冷静に考えると結構面白くないですか?なんか、電話に誰も出なくて一人でウンウン待ってる様が物悲しい。だけど界王様というドラゴンボールという漫画のキャラの駄洒落なので、俺が考えたわけではないので、卑怯、といえば卑怯。

01で文章から採ると言っていたのに漫画から引用している。自分で作ったルールにガンジガラメになって、何故かさまぁ〜ずというお笑い芸人の悲しい駄洒落を思い出した。

象がいるぞう、死にそうだけど。

太宰治から離れてきたので軌道修正する。つまりは、論理で笑わせることが良いこと、と言いたかったのかな。太宰治は。

     

ユーモア雑感 03

憶測で物事を言うな。これはたしか、吉田戦車という漫画家の伝染るんですという漫画にあったセリフである。すごく気に入っている。

もう亡くなっている太宰治先生の心情を憶測で言うのは悪いことですか?現代文のテストではないのだし、採点する人もいないし、今まさにこの文章は無を埋める為に書かれている。

つまり無法状態。ここでとんでもないことを書いても、まあ、あんまり怒られない。無敵。

駄洒落の話だ。駄洒落ってぇ、なんかぁ、安直っつうか、低次元の産物臭い感じしねぇ?とは思わないが、宇宙に存在する駄洒落アンチ成分を文章化してみた。

じゃあ安直じゃない高次元の笑いを書いてみろ。ううう、書けば書くほど追い詰められる。負けるな。

     

ユーモア雑感 04

論理的なユーモア。途方もない。何を書けばいいのか。

太宰治はこんなことを書いている。三島由紀夫がファンの集いかなんかに来て、いきなり、あんたの小説はお伽草子以外つまらん、とか言ってきて、太宰は泣きそうになったそうな。

どうして太宰とか三島とか書いてるかというと、そういう事を書いてると、書いてるこっちまで、何か、賢くなったかのように錯覚できるからです。誰しも権威には弱いのです。

まあ、それは置いておいて、さて、そう言われるとお伽草子が鉄板のユーモアなんだな、と、こっちも思うわけです。だけどお伽草子の内容細かく覚えてないんですよ。

たしか新訳昔話みたいな感じでしたか。ここからは曖昧な記憶を辿って憶測で書くのでいよいよ、もう、この文章の資料的価値は無い。

資料的価値が全てではなかろう。トンボだってオケラだって生きている。

05にてまとめる予定なのであと一回しかない。精一杯頑張ります。

     

ユーモア雑感 05

三島由紀夫が唯一認めた、太宰治による、お伽草子。

そこでこういう事を考えた。太宰治は色んなことを書いてて、色んな方向で、手を替え品を替え、まさにユーモアの満漢全席。

いっぱい書いてても、同業者からも、ひとつしか認められない。この、ユーモアの悲しいまでの相互無理解。

なんらかのテクニックによってわかりやすく味付けする必要があるのかも知れません。

ですけど太宰は素材で楽しんでもらいたかったのでしょうか。いや、そんなことは三島由紀夫も全て了承した上で、理解できてるしつまらん、と言っているのか?




明日使える一発ギャグ

「エッフェル塔が折れました。バキバキバキ。」

by村上ショージ

       

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