Neetel Inside 文芸新都
表紙

見開き   最大化      

「どけって……言ってるだろっ!」
「はい」
「うぉっ!?」
唐突に離す。力任せに離させようとしていたためにバランスを崩し仰向けに倒れた。
その際に頭を打った。痛かった。
「大丈夫ですか兄さん?」
「駄目。特に精神的に」
「それじゃぁ少し眠りましょう」
そう言ってベットに寝かせられる俺。でもベットに乗るまでに肉体的ダメージも酷くなっていた。
「どうですか兄さん?」
「駄目。肉体的にも駄目」
「それじゃあ寝ましょう」
最近良く眠れないのもあってか段々と眠気が襲ってくる。
ああ駄目だ。なんかよくわかんないけど駄目だ。寝たら人間的に駄目になる気がする。
もう……無理・……。
俺は静かに瞼を閉じた。

       

表紙
Tweet

Neetsha