三題噺コンテスト会場
No.19/心燃える漫画参加作品/超大文豪
「この売国奴!!国家の犬め!!」
アルソンヌは口汚く罵った。
iPhone旋風は留まる事を知らない。
ニューヨークでも空前のブームである。
その他各国でもこのブームが渦巻いている。
アルソンヌはそれが気に入らなかった。母国の電話は全て
ドゥコモと決まっているはずである。にも関わらずこの日本でも
そのブームは留まる事を知らずして、国営通信機器たるドゥコモは
もはや風前の灯火だった。
「こ、このままではこの国はアドゥルフになってしまう!!
リアルゾーデンテにワックァさせてなるものかっっ!!」
アルソンヌは宮内庁へ向かった。
全ての原因はそこにあった。
東京オリンピック招致にあたっての裏工作が全ての要因だった。
まさにタップマンタプタプ状態であったが、アルソンヌが宮内庁に
現われると一瞬にしてタイプSSバリューが980円となった。
「キ、キサマ!!一体今更何の用だ!?もう我が家はブルーレイと決まっている!!
住み慣れた我が家に花の香りを添えてリフォームするつもりか!!」
「ワールドスポルトはフローランさんが今日は休みだ!!」
「な、なにぃぃぃ…!!?」
宮内庁を牛耳っていた岩館は常日頃の思いを乗せてバットを振った。
しかしアルソンヌの言葉がよもや全てだった。
岩館は破れたのだ。敗者はスタメンに残れない。
バッター関本のバットがとどめを差した。
首位阪神は明日にもマジック点灯。アルソンヌはそう言いたかったのだ。
「お前はダルビッシュにはなれなかった…しかしソフトバンク打線はねじ伏せた…
祭りはもう終わりだ。アデルテがブルガノに渡る事を承諾せよ…さすれば命だけは助けよう」
全てはドゥコモの名の下に行われた聖戦だった…。
世に言う無血終戦。横峰桜よりも彼らは美しく6アンダーだった…。
<ブルックス戦記空~天空の中村~ 第一章:開戦の終戦より>