Neetel Inside 文芸新都
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買い物を終えてさっきの公園で休んでいると電話がなった。
「電話ですよ理さん」
「んぁい」
携帯を取り出して通話する。
「もしもし」
『おっ理君。俺俺。俺だよ俺。弟君がさ』
「はい。俺々詐欺には引っかかりません」
『ちょ! 違うからね。待ってくれ』
プッ。ツーツーーツーツー。
従兄からなので電話を切って電源を落とす。
眠いなぁ。
「理さん。寝ちゃ駄目ですよ」
「そうだなぁ。でも眠いもんは仕方ないよなぁ」
只今睡魔と戦闘中。
ぐわあ。睡魔強ぇええ。
「理さんってば」
ぐおっぐふっぎゃぁぁああ。やられたぁ。
どうやら理性は睡魔にやられったぽい。
まぁ少しくらい寝ても平気だろ。聖が居るから起こしてくれると願う。
薄れゆく意識の中で最後に聞こえたのは聖の声だった。
「おやすみなさい………お兄ちゃん」




       

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