Neetel Inside 文芸新都
表紙

見開き   最大化      

今俺は聖と一緒の部屋で寝てる。
外は暗い。多分二時ぐらいだと思う。
……なんか、前までは全然気にしてなかったが、凄く聖の事を女性だと感じてしまう。
何故かって?
そりゃあアレだ。密着してるからだ。
今布団が一枚しかない。
俺の部屋はまだ壊れたままだ。
阻止すべき弟は姉に捕まってる。
妹は知らん。
従兄は帰った。
親は今だ行方不明だし。
どーしましょ。
「さ、理さん。寒いんでもうちょと近づいてもいいですか?」
「あ、ああーと。うん」
ぎゅというかんじで俺に近づく、ていうよりくっつく聖。
俺は聖に背中を向けて寝ているので。
それはその、アレだ。
いろいろばれないとは思うが。
「ひ、聖そのなんだ。アレだ、あれ。ム……」
「ム?」

       

表紙
Tweet

Neetsha