第四話 ポリスストーリー 後編
殉職した警官宮本の同僚である警官井上は宮本の死に納得がいかず、
二週間経った今でもまだ一人で寺田を探していた。
今朝も目撃情報があったので遠くには行ってないはずだ。
今日もいつものように警棒をアナルに入れながら捜索をしていた。
かつて寺田の目撃情報があったコンビニに行けば何か情報がつかめるかもしれない。それにあそこにはお気に入りの公衆電話もある。
宮本が死んでから悲しみのあまりオナニーなど久しくしていない。
井上は軽快なステップを踏みそのコンビニへと向かった。
「なんじゃこりゃあああああああああああああ!!!!!!!」
井上御用達の公衆電話は粗大ゴミと化していた。白濁液にまみれて。
「寺田めええええええええええええええ!!!!!!!!!!」
宮本が死んだ事に加えお気に入りの公衆電話も無くなってしまった。
もう二度と「おつり」の所にチンコを突っ込み腰を振る事は出来ないのだ。
正に泣きっ面に蜂である。
井上は猛ダッシュで路地を突き進んだ。
自分はどこに向かっているのかも分からなかった。
走るとアナルに挿さっている警棒が揺れ、井上は感じた。
「おおっ・・・!」
(・・・俺は一体何をしているんだ・・)
気付くともう日も沈みかけている。
井上はかつて無い悔恨に苛まれていた。
(だめだ・・今日はもう探す気にはなれない・・帰ろう・・)
その時だった。井上がかすかなイカ臭さを感じたのは。
(寺田だ。)
近くに寺田の気配を感じ取り、まさに今の夕日のように消えかけていた
やる気が井上の体に戻った。
これで宮本の仇が討てる、と。
沈みかけていた夕日はすでに沈み、街灯が灯り始めた。
わずかだったイカ臭さはより一層強くなり、井上のチンコもより一層硬度を増す。
すると20メートルほど先にある自動販売機の前で誰かが座り込んでいるのを見つけた。
しかし、様子がおかしい。
もう少し近づいてみると男のようである。あんなにガタイの良い女はいない。
さらに奇妙なことに、その男は右手で硬貨を投入し続け、左手でボタンをがむしゃらに押していた。
井上はものすごく気になり、自分は警官ということもあって不審者は放っておけない。
男の目の前まで近づいた。寺田だった。
しかし井上はその男が寺田だったという事実よりも、他の事実に愕然とした。
寺田のチンコは自動販売機の取出し口に突っ込まれている。
そうつまり、寺田はチンコに缶を落下させ感じていたのだった。
それを見て井上は言った。
「ボクもやるぅ~~~~~~!!!」
ポリスストーリー <完>