Neetel Inside ニートノベル
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道理が消えてから3日後

キーンコーンカーンコーン

放課後

「ねぇねぇ、智!」
「この声は舞か?」
「へへへ、正解」
ここ最近、舞がやけに俺に絡んでくる
「舞、俺に何か用か?」
「あのさ、智。」

『一緒にどこかいきませんか?』




下校後

寄り道としてゲームセンターへ寄った

「ねぇ智。」
格闘ゲームで対戦しながら舞が言った
「なんだ?」
「どうして千代里さんまでいるの?」
「…いちゃだめなの?わたし」
バチッ

ん?なんか一瞬二人の間に稲妻が…?

「ねぇ智、一緒にプリ撮ろうよっ」
「え?あ、いいよ」
「…わたしも一緒に…」
「千代里さんはそこで待ってて!」
「まぁまぁ、舞。俺ら3人で撮ろうよ」
「え~っ。二人だけで撮りたかったのにぃ…。でもいいよ。智が決めたことだから」
このときなんとなく舞が俺に寄せる気持ちに気づいた

プリクラの機械にお金を入れ、パシャッ

記念に撮った
きっといい思い出になるだろう


数時間後

「すっかり暗くなったな」
あたりが暗くなったので俺がそういったら
「じゃあ、そろそろ帰ろうよ」
舞がのった
「…それじゃあ」
千代里ものってくれた

3人で歩く街中
何分か歩いた後
Y字路で
俺と千代里は舞と別れた


翌日

千代里が俺に新聞を見せてきた
見出しは「新型の爆弾か!?バス変型事件!」
なっ!?この事件俺たちの住む街で起きたのか!

「…智、それより内容読んで」
「う、うん」
内容は昨日俺らがいたゲーセンの近くでバスが爆発?して
側面に無数の穴が開いたという事件だった
死者は4人

「…このバスの側面みて何か思い当たるものない?」
え?俺は千代里に言われてじっくり見直す
「まさか…そんな…」
「…そう、これは記憶断絶の痕」
そんな…
しかもこんな数を同時に断絶できるのは彼女しかいない…

「…舞よ。」

こうしてまた事件が起きた

       

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