第八話
今回のターゲットは「中出 育雄」の抹殺だ。
こいつは無精子症にもかかわらず強姦魔なのだ。
ついに作戦を立てるのも面倒になったのか、葉子率いる「中出し戦隊子供ツクルンジャー」は活動を開始した。
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月の、美しいとしか表現しようのない明かりに照らされ、青白く光る路地を歩く一人の男がいた。彼の名前は「中出 育雄」。
平凡な中出し生活を送る社会人だ。同じ会社に勤め続け、今年で5年目だ。仕事で成功を修め、部下もできた。だが彼にとって部下等どうでも良かった。恋人や家族との縁が薄かった彼にとって唯一の心の支えは、彼自身のたくましいチン毛だった。
長さはなんと驚きの4メートル。普段は太ももに巻き付ける等して、ズボンからはみ出ないようにしている。プールになんて行けない。
時刻は既に午前1時を過ぎていた。彼がまもなく自宅に着こうというとき、目の前に3人の男が現れた。彼らは、中出 育雄(ナカデ・イクオ)に反抗させる間もなく、任務を遂行し去って行った。
葉子達は、まだターゲットを見つけられずにいた。どこにいるのだろう。寺田からの指令書には「ターゲットの特徴はその長いチン毛」と書いてあるが、さっぱり見当たらなかった。
今日のところは、まだブルーやイエロー、アワビ達もおとなしくしている。ブラックはついさっき、落ちていた空き缶に入るはずもないチンコを入れようとしたところを葉子に潰された。
ひしゃげたブラックを見て、イエロー、アワビ、ブルーは死にたくないと思ったようだ。
と、葉子は前方に倒れている人を発見。近づくごとに、イエローのチンコが勃起していく事から、その男は彼らが求め続けていた中出 育雄である事は間違いないようだ。
と、葉子が指図しないうちに、イエローが我慢できなくなり、ターゲットに襲いかかった。
ズボンを脱がし、そのズボンに着いていたベルトで自分のチンコを縛ると、光悦の表情を浮かべながら、両手をバタバタと鳥の羽のように羽ばたかせ、雄叫びをあげている。絶頂が近いようだ。
だが絶頂に達する前に、葉子によってイエローはひしゃげた。地面と同化したのだ。
葉子はおもむろにターゲットに近づくと、驚愕の事実に気がついた。
死んでいた。
我らが「中出し戦隊子供ツクルンジャー」が、他の誰かにより先に任務を達成されてしまったのだ。
葉子はさらに驚きの事実に気がついてしまった。
なんと、ターゲットのチンゲが完全に切り取られていたのだ。後にはタワシのような生え残りがあるだけだ。
葉子はマジ切れした。
葉子のマンコレーダーが作動し、世界中をサーチした。
5秒で犯人が特定された。
犯人は3人。組織名は「チン毛剃ルンジャー」。はっきり言って、ライバルだ。
葉子はドスドスと3人のいる場所へ向かおうとした。彼女の進行方向にいた、ブルーがひしゃげた。邪魔だったようだ。
葉子は3人、すなわち「チン毛剃ルンジャー」を発見した。
だが3人すなわち「チン毛剃ルンジャー」は葉子に気付く様子等無く、先ほどのターゲットから切り取ったと思われるチン毛でオナニーをしている。
葉子は3人すなわち「チン毛剃ルンジャー」に近づくと、リーダー格の頭をがっしりつかみ、身動きが取れないようにした。
そして葉子はそいつのチン毛を、手でむしった。
「ぎゃーーーーーーー!!!」
耳をつんざくような悲鳴が夜の空に共鳴した。
だが助けに来る者などいない。葉子はむしりとったチン毛をむしゃむしゃと喰らうと、逃げようと地べたを這いずり回っている2人も同様にチン毛をむしり、食べた。
チン毛をむしられた3人は、口から泡を吹き、ぶっ倒れている。
葉子は笑うと、アワビをでこピンで粉砕して夜の街へ駆けていった。
これから、チン毛狩りが始まろうとしている。