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やはり俺の脳内選択肢が魔王一択

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勇者「今日は魔王たんとベッドを交換しています」

勇者「いい匂いすぎて眠れませんでした」

勇者「はぁはぁ…この香りを真空パックしたい。もしくは香水にして常に嗅いでいたい」

勇者「クンクン…ハァハァハァハァ…」

勇者「はぅあー!!!イグゥ」

勇者「うぅ…ふぅ」

勇者「…よし」

魔王「よしじゃないが」

勇者「!?」

魔王「私のベッド、べトベトじゃないか」

勇者「いや~にゃはは、えへ」

魔王「何回だしたの?」

勇者「6回目くらいから数えてないっす」

魔王「」



 †



下僕「キキッ、魔王様、勇者様…賊が…」

勇者「またか」

下僕「それが…今度のやつらは5人組で、どうやら過去に宇宙最強のミジンコを討伐した猛者どものようでございます」

魔王「噂の聖騎士王か」

勇者「おもしろい、ちょっと僕が相手してこよう」

魔王「勇者、気をつけろ。なんなら私もでる」

勇者「ありがとう魔王。でも大丈夫、ひとりでなんとかなるよ」

魔王「・・・気をつけて」



 †



パラディン(Lv.99)「君が勇者か」

勇者「ナイストゥーミチュー、どうも僕です」

忍者「ふざけた野郎だ」

竜騎士「ふっ、じきに大人しくしてやるさ」

召喚士「私たちの力を思い知るがいいわ!」

白魔道士「みんな、気をつけてね…行くわよ!シェル!プロテス!ヘイスト!ブリンク!」

『うおおおお』

パラディン「くらえ!ラグナロク!」

忍者「なげる!無限増殖エクスカリバー!」

竜騎士「ジャンプ!」

召喚士「出でよバハムート!」

勇者「出でよ、魔剣・・・」



 †



「化け…物…め」


ガク…


GAME OVER



 †



勇者「魔王、ちょっと相談があるんだけど」

魔王「どうした珍しい」

勇者「俺さ、世界一強いんじゃね?」

魔王「まあたぶんそうだろ」

勇者「知ってたの?」

魔王「なんとなくは」

勇者「いや世界に平和を取り戻した連中たちをさ、1ターンキルばっかしてておかしいなとは思ってたんだけどさ、いくらなんでもおかしいよな。たまにちょっと小突くとダメージ200億とか出るし」

魔王「言ってはなかったが一応レベルも今9京くらいある」

勇者「マジか。ディスガイアの世界じゃん」

魔王「もう正直ジャンプの主人公でも厳しいレベル」

勇者「・・・・・」

魔王「もういっそのことお前が魔王になればいいんじゃね」

勇者「え、やだよ」

魔王「そうか?」

勇者「だって、そんなことしたら君の名前を呼べなくなるだろ?」

魔王「ふ、ふざけるなよ///」

勇者「あはは、魔王かわいい」

魔王「からかわないで下さいよ///」

勇者「魔王たん~ウフフフフ」

魔王「ちょwwwやめ…くすぐったいwwww」

勇者「(魔王と僕の子供を産もう)」

魔王「ちょ、勇者…やめ…アッ」

勇者「(みんなで幸せになろう)」

魔王「う…くっ…は…」

勇者「魔王、愛してる」

魔王「私もだ、勇者」



こうして、勇者と魔王とその子孫たちは末永く暮らしたという。

めでたしめでたし。


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