トップに戻る

<< 前 次 >>

2月10日更新文芸作品感想

単ページ   最大化   

■2月10日更新文芸新都作品

 作品更新数:2作品

 週の半ばということもあってか少なめ。それでも更新があるだけありがたい。規制が解けてからは読んで必ずコメントしているので、コメントがほしい! と叫んでいる方は更新合わせてくれていいのよ。というかそうじゃないと企画が成り立たない! 心機一転、まだまだ頑張っていきますのでよろしくお願いします。
 例のごとく以下の点だけご注意お願いします。
 ・感想を書くのは小説作品。
 ・感想を書く順番は更新された順。
 ・作品数が多い場合は複数日に分けてアップする。
 ・感想が不要の場合は作者コメント欄などでひとことください。
 それでは気になる更新作品リスト。

「ミシュガルド戦記」http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=18210
「ザ・ブルートゥース・ファミリー」http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=16100

 ところで自分の担当期間ですが、引き継いでくれる方の目星がまだついていない&しばらく休んでいる期間があったので、もうしばらく続けていこうと思っています。これからはよっぽど事がない限り時間取れると思うのでガンガン更新お願いします!
 それでは感想をどうぞ。
「ミシュガルド戦記」 作者:後藤健二先生

【まえがき】
 毎回ありがとうございますと頭を下げざるを得ない。今回は最新話のみなのでじっくり書こうと思います。

【ストーリー】
>ウッドピクス族の固有魔法によってすべてがクリスタルで造成されたボルニア市街。
 めっちゃ眩しそう。
 話は皇国軍のバルザックに焦点が当たる。三度失敗を重ねた彼は、最後の賭けと言わんばかりに何かを始めようとしている。話は大きく進んでいない。賭けに興じているけど良い人っぽい雰囲気出てる。もしかしてアルフヘイム側についたり?
>きゅっと締まった小ぶりのお尻もキュートだ。
 これバルザック視点だったら笑う。

【キャラクター】
 バルザック編というわけではなさそうだけど、反旗を翻すようなキャラになりそう。ニフィルって前に出てきたっけ? ニニとは違うよね? オボーカ・ターの字面には笑う。アナサスひどい目に遭いすぎで笑う。クンニバルが下半身はいつもビキニパンツというの、変態なんだけど強そうなオーラ出てて良い。

【文章】
 シリアスとおっさんばっかりで窮屈だったのかショタが剥かれた。戦記は一人称よりの書き方をするよりも、あえて淡々と進めてもいいのかも。後半の部分、バルザック寄りとニフィル寄りの部分が混じっていて少し違和感があった。
・バルザック寄りの例
 それらに比べると、自分はまったく常識人な方だろうと思い知らされる。
 だが、吹っ切ってキチガイになりきれる気もしない。
・ニフィル寄りの例
 バルザックが泣いていることに気付き、ニフィルは戸惑う。
 甲皇軍には悪鬼ばかりしかいないと思っていたが、涙を流せる人間もいたのかと。

【総括】
 どうやら三〇話ちょいで終わる模様。この戦争がどうやって終結するか僕は知らないので最後まで楽しんで読ませていただきます。
58, 57

  

「ザ・ブルートゥース・ファミリー」 作者:静脈先生

【まえがき】
 静脈先生は企画で短編読んでから欠かさずチェックしています。今回も短編ということで楽しみ。

【ストーリー】
 血のつながりはないけど互いに操られている「家族」の話。誰を操っているのかはわかるけど、誰に操られているのかはわからない。面白い。時野が殺したかったのは誰だったのか(順番で言えば阿川だけどよくわからない)、むつくんが死んだ(寝ただけ?)のは何か関係があるのか。もっともらしく考察してみようかと思ったけど僕のチープな頭では処理能力に限界がある。小太郎(一部小次郎なのは誤字?)が長男で妹を操っているということは、かわねを操っているのが小太郎? 『パンがなければケーキを食べればいいじゃない』やってたのでそれっぽいけど。ううむ、わからん。有志の解説求む!

【キャラクター】
 小太郎が奇抜すぎて笑う。短編なのでそこまで掘り下げられることはないけど、独白だけでもどんなキャラクターか伝わってくるのが良い。たまに刷り込まれる狂気具合が、にわか発言だけどSFっぽさがある。夜のネオン街みたいにガンガンイメージぶっこんでくる感じ。

【文章】
 個性的な書かれ方をしていて面白い。静脈先生は京大卒らしい(っぽいコメントがあるけど真実は知らない)ので、素の頭の良さが出てきているというか、文章読んだ後に「京大卒」とか言われて納得できる部分がある。こういう洒落ててキメ込んでる文章書けるようになりたい。ずっと同じ文章ってわけじゃなくて、キャラごとにある程度個性があるからその辺も上手い。相変わらず天才。
>マリー・アントワネットが遺した『パンがなければケーキを食べればいいじゃない』と同名(ただし直接の関係はない)の必殺技を持っているためスカンジナビア半島周域では風当たりが強いけど、それをはねのけるかのように体のすみずみまで元気印(ただし、両耳・両目を除く)さ。
 素でこの一文を書けるのすごい。

【総括】
 各パラグラフが長いのにここまで読ませるのはやっぱりすごい。そして同時に、これだけ文章を書ける人が文芸新都に短編を寄せているっていう事実がすごい。また何か読ませてください。
■全体の総括

 今回は作品数が少なかったのでその日のうちに書き上げて日付が変わったらすぐに更新しました。粗が目立つ可能性はあるけど何よりもスピード重視、ということでやっています。
 ゴトケン先生のミシュガルド戦記がいよいよ終盤という感じ。いろんな人物をいろんな時系列で追っているので戦記全体の話がどう動いてきているのか分かりづらいけど、そうか読み直せばいいんだ! と思える。静脈先生の短編は才能の片鱗を感じた。僕は古参と言われたとしても古参の方々に関してはこと疎いので静脈先生がどういう方であるか知り得ないのだけど、きっと頭の良い天才だと思う。天才を「頭の良い」ごときの言葉で修飾していいか分からない。すげえとしか言えない。もっと自分自身に学つけたい。

 次回感想日は、2月12日のニノベ作品。
 唐突だろって感じはあるかもしれないけど、雑誌を毎回変えてるから結局スパンは1週間なので大丈夫なはず。ニノベ作家の方々はどうぞよろしくお願いします。作品数が少なかったのでラジオはおあずけになる可能性がある。5作品以上来たら1人でも時間持たせられるのだけど(ぼそり)。
 それではまた。
60, 59

黒兎玖乃 先生に励ましのお便りを送ろう!!

〒みんなの感想を読む

<< 前 次 >>

トップに戻る