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遺伝子の中の龍 [21991] [319] そうなのだ。自分の考えを只一方的に述べても面白くないのだ。重要なのは読み手と描き手の鎌の掛け合いなのだ。小石を投げいれた水面に波紋が生じるが如く、物語の核心に迫る言及を巧く逸らかされつつも、新たに示唆された意味深な仮定や伏線を掬い取り、吟味咀嚼し再構築して次に繋げるのだ。それこそが考察の醍醐味なのだ。そしてそれが楽しめるということは作品の設定が良く練られているということの何よりの証左なのだ。 <2020-09-13 08:04:05> 4Fhmd9P0P

Neetsha