僕はポンコツ
1-last『あの日の話』
あの日、母親に泣きながら謝られた。
「今まで無理をさせすぎて、ごめんなさい」
怖い。ただそれだけだった母親が、まるで子供のようにめそめそと泣いていた。
「もういいよ。気にしてないから」
そのときの僕は、そう言ってしまった。
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