第五十三廃棄物最終処分場
31(文芸新都で短歌よもうぜ企画に投稿させて頂いたもの+α)
逢いたくて震えはしないけれどもさ、着信を待つパブロフの犬
時折に心が折れてしまいそう、すぐワープしてこっちに来てよ
布団を奪い丸くなるの、貴方から侵入されたいから、わざと
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赤色のながめが綺麗垂れ落ちる体液絡め大人となった
雨音で掻き消したのはあがる声、どうかそのまま激しくふって
手篭めにし、君を奪ってただ願うストックホルム・シンドロームを
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売国奴そんな右よりじゃないけど永田町で唾を吐く夜
自分だけ繊細なのね、人のこと平気で壊し傷つけるのに
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夕暮れに溶け消えるのは君の青、夢を失う闇の始まり
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染み付いて消えない匂い君を待つ孤独の歌を唄う浮舟
*以下短歌企画のために毎日書いていた没短歌を並べた物です。百首ほどあります。玉石混交ならぬ岩石地帯。どうぞお時間がある時にでも暇潰しに。
大体、古→新の順に並べています。
***
つまびらか、騒ぐのは止めて。キスが好き。鉄の音がして、最後に消えた。
高い声聞こえたのにね、
無視をしてあたしといるの、嘘吐き嫌い。
ねえいっそこのままどこか逃げようか、
それを止めるのわかってるけど。
騒ぎ立てかき回した上破壊して、知らんぷりして被害者ぶる。
思うより依存してたの気付かずに部屋が広くて寒くて凍る。
痛い声すぐに消えるの生でして月明かりだと何も見えない。
爪先に、
髪に、
額に、
温もりが、
消えなくて泣く、只只管に。
よく言うね、今の世界作ったの自分の世代だろうがよクソ。
エアコンの乾いた風が取り巻いて、何もかもを吸い取っていく。
ああそうね、見ないフリして過ごせばいい、そうすればすぐ消えてなくなる。
***
今すぐに抱きしめてよと頼んだの、
だけどしめたの身体じゃなくて。
つまりはさ、子供ながらに切なくて、傷ついている、成長しても。
捲りとる唇の皮、血を出して、痛みと共に快感を得る。
(自作「ピーラー」を題材に)
生温いスライムの中入り込み呼吸を止めじっと死を待つ。
ユートピア。あるはずのない何かを求め、割き続けるは時間と命。
ねぇもっと甘やかしてよ、
大事にして、
苦しめてから、虜にしてよ。
見繕う身体を割いて体温を上げることなく消えておしまい。
今すぐに世界征服始めよう、逆らうものは皆殺して。
(やくしまるえつこが題材だったけれど、北斗の拳みたいになったww)
***
もっときて奥まで入る内臓に抉り取られて遺伝子を採る。
雪の夜。
無音の部屋で深深と。
侵食する氷結の途。
満月の光が怖くて抱きついた、
暖かい毛皮、暖かい夢。
頭痛がする、破裂しそうな脳内で、貴方が占める割合はゼロ。
止めてよね、キモイ車で迎え来るの、ポルシェだとか知らないけれど。
***
(駅名短歌)
失恋し泣き叫んだは五反田で、路行く人に置いていかれる。
そびえ立つビル郡の中、風を受け、切り刻まれる有楽町。
明け方のバーやクラブをすり抜けて赤く染まるは麻布十番。
乗り換えは溜池山王駅だから、歩く合間にキスをしようか。
初めての喧嘩したのは花やしき。浅草駅は無言の別れ。
三つ目は貴方が降りる四ッ谷駅、二人寄り添う最後の一夜。
ジャージで歩いてやるわど真ん中、銀座通りを踏み潰しつつ。
大体、古→新の順に並べています。
***
つまびらか、騒ぐのは止めて。キスが好き。鉄の音がして、最後に消えた。
高い声聞こえたのにね、
無視をしてあたしといるの、嘘吐き嫌い。
ねえいっそこのままどこか逃げようか、
それを止めるのわかってるけど。
騒ぎ立てかき回した上破壊して、知らんぷりして被害者ぶる。
思うより依存してたの気付かずに部屋が広くて寒くて凍る。
痛い声すぐに消えるの生でして月明かりだと何も見えない。
爪先に、
髪に、
額に、
温もりが、
消えなくて泣く、只只管に。
よく言うね、今の世界作ったの自分の世代だろうがよクソ。
エアコンの乾いた風が取り巻いて、何もかもを吸い取っていく。
ああそうね、見ないフリして過ごせばいい、そうすればすぐ消えてなくなる。
***
今すぐに抱きしめてよと頼んだの、
だけどしめたの身体じゃなくて。
つまりはさ、子供ながらに切なくて、傷ついている、成長しても。
捲りとる唇の皮、血を出して、痛みと共に快感を得る。
(自作「ピーラー」を題材に)
生温いスライムの中入り込み呼吸を止めじっと死を待つ。
ユートピア。あるはずのない何かを求め、割き続けるは時間と命。
ねぇもっと甘やかしてよ、
大事にして、
苦しめてから、虜にしてよ。
見繕う身体を割いて体温を上げることなく消えておしまい。
今すぐに世界征服始めよう、逆らうものは皆殺して。
(やくしまるえつこが題材だったけれど、北斗の拳みたいになったww)
***
もっときて奥まで入る内臓に抉り取られて遺伝子を採る。
雪の夜。
無音の部屋で深深と。
侵食する氷結の途。
満月の光が怖くて抱きついた、
暖かい毛皮、暖かい夢。
頭痛がする、破裂しそうな脳内で、貴方が占める割合はゼロ。
止めてよね、キモイ車で迎え来るの、ポルシェだとか知らないけれど。
***
(駅名短歌)
失恋し泣き叫んだは五反田で、路行く人に置いていかれる。
そびえ立つビル郡の中、風を受け、切り刻まれる有楽町。
明け方のバーやクラブをすり抜けて赤く染まるは麻布十番。
乗り換えは溜池山王駅だから、歩く合間にキスをしようか。
初めての喧嘩したのは花やしき。浅草駅は無言の別れ。
三つ目は貴方が降りる四ッ谷駅、二人寄り添う最後の一夜。
ジャージで歩いてやるわど真ん中、銀座通りを踏み潰しつつ。
会いに行く三途の川をクロールで現世に未練なんてないわ。
回転し巡り巡るは空中庭園の中、雨で朽ち果てる。(映画「空中庭園」を題材に)
好きな事してもいいよと
ジョゼが言う
初めて気付く君の優しさ
(映画「ジョゼと虎と魚たち」を題材に)
レクイエム演奏するは墓の前。響き渡るは君の居る空。
鍵盤の上で狂うのセレナーデ
咲き誇るのを愛撫で止めて
(THE BACK HORN「セレナーデ」を題材に)
殺伐と駆け抜けるのは向かい風当たりが強く目が乾き泣く。
***
タッチするアイフォンの中君を撫で、切なくなるは現実の俺。
投げつけてぶち壊したいよ次元の壁、けれど割ると会えない仕組み。
ねぇもっとどうしようもなく切なく傷つけてから好きになってよ。
憎ませてそしたらきっと絶対に、貴方のこと忘れないから。
そうこれはただ憂さ晴らししてるだけ、そこには何も理由なんてない。
***
五七五をただ並べてるだけで何も伝わらないし伝わってない。
痛いなら止めればいいのにバカみたい、そんなフリして何が楽しい?
お願いよ。
二人を縛る紙や指輪、証が欲しい。
全部欲しいの。
宛らに夜空に浮かぶ月のよう、夜しか会えず、手が届かない。
誰だって、誰の代わりは出来るのもの。
人間なんてどれも同じ。
あと少ししたら貴方と離れ離れ、桜の季節、土にキスする。
真夜中はただ寝転がり溶け消える。
四肢を投げ出し喉を抉るの。
凍りつく寒さに耐える如月に、チョコ投げつける愛しき鬼に。
***
優しくはしないで欲しい貴方のこと、思い出すとき泣きたくないから。
優しくはしないで欲しい痛くして、思い出すとき嫌悪出来るから。
わかってる、自分がそんな格別の才を有しては居ないことなど。
閃光を浴びる私は近く死ぬ。光を纏い、貴方と共に。
シナモンの甘い匂いを纏う君、あざと過ぎると逆に萎える。
雪月花。
反射してる神の布。
凍った時間、一時停止を。
躓いて先が見えないそんな声聞こえないフリして闇を行く。
爪と肉、間を狙い針を入れ差込抉る貴方の悲鳴。
ヴァセリン唇に塗りそっと舐める貴女の口と同じ味。
仮面取る。
それで周りは居なくなる。
だから脱皮は賭博と同じ。
キスすると私が黙り収まると思う安易な考えが嫌。
***
脳天を貫いた雨燃え上がる
摩天楼仰ぐ上海の夜
(THE BACK HORN「上海狂想曲」を題材に)
歪みある世界を魅せる君のリズムnakano killyou
(凛として時雨「Nakano Kill you」を題材に)
一二三で滅んじゃえ
この世界
来世に期待して生きる地獄
(RADWIMPS「おしゃかしゃま」を題材に)
sorry お前の行くトコ地獄だと願う怒りの途 I hate you
(RADWIMPS「へっくしゅん」を題材に)
***
良かったね、報われるのは一握り、だから貴女がとても憎いわ。
そうでしょう、貴方にしたら最高の勝利であって僕には地獄だ。
泣けば済むとでも思っているのかな、
ならば泣けない人はどうするの?
私はただ彼が好きなだけ。邪魔するのは誰でも彼でも許さない。
朝起きて
するりと
指輪落ちたから
貴方への愛
無くなったよう
煙はく中にボヤキを溜め込んですっきりすると内臓を染める。
沈黙の中に君は癇癪を溜め込んでまた終わりが来るの。
***
君の耳
ピアスを掴み引き千切る
耳ごと取れて面白かった
無くなったお茶の葉見て気付く朝、貴方の味は手に入らない。
「どこいくの」「今からバイト」「嘘吐き」「嘘じゃないよ」「やりチン野郎」
貴方のためチョコレートを溶かす夜、電子レンジを光らせる時。
君を喰う、排泄物を体液を、君の死骸を、
君になっていく。
火傷した舌をあなたに絡めても、痛いだけで何も良くない。
***
溶けていく虹色文具。
あたしだけ追いつけないの。
何もないとこ。
(GO!GO!7188「文具」を題材に)
そんなひび
きづいているけど
しーせぶんおさえてみては
じかんをとめる
(GO!GO!7199「C7」を題材に)
生きていく力がその手にあるうちは、あなたがきっと最上の人。
あたしには終わる事ないこいのうた、伝わる事はないだろうけど。
(GO!GO!7188「こいのうた」を題材に)
すれ違い、この距離さえ、会いたいよ、今すぐ急いで、僅かな時間。
(GO!GO!7188「近距離恋愛」を題材に)
苦しくて切ない恋に明け暮れ、鍵を握って遊ばれる日々。
(GO!GO!7188「神様のヒマ潰し」を題材に)
暗いから怖いんじゃない、光る上、明日の不安と消せない君を。
(GO!GO!7188「考え事」を題材に)
淡々と理由を挙げるその間、君は旅立つ準備をして。
君が言う私のことをサイコパスと。
私は言うの、貴方こそって。
「結婚する?」「いいよ、それより夜ご飯何が食べたい?」「寿司系のやつ」
ライターを貴方に投げる、
音を立て床に落ちるととてもいい気分。
抱きついて、また痩せたねと骨に触る。肋骨の隙、爪を差し込む。
壁に投げる、貴方がくれた物を全て、割れる音壊れる音響く。
肌を見て、君泣いている。
どうしてと、どうしてと問う。
好きなのは君。
簡単に受け取っている背景にどれ程の数失敗したか。
固まったパソコンを見る、お互いに老いて死ぬんだ、月日が憎い。
***
現代は火の無い所に煙を立て、
囃し立ててから火をつけるのね。
泣き叫ぶ、この眼を射すは晩夏光。夏の終わりは君との別れ。
自己嫌悪。好きって言葉大切にしておけば今、伝わったのかな。
頬抓る、夢じゃないのこの幸せ、ならばこの先、未来がないわ。
結局弱い者だけ損をする、ああ終わりだわ終わりさようなら。
もっとずっと必要として、ダメになれ、私が居ないと生きられないよう。
泣かないで、だったらもっと甘やかして、君が居ないと生きる意味ない。
そうか君じゃないとダメなのは私だけで君はそうじゃないのか。
ずっと続け片思い連鎖、幸せになる裏切りがなければ理想。
洗剤と、ウーノとビール。
幸せを形にするとこんな匂いだ。
書面化されてしまって均一に、音を楽しめず、ギターを折った。
***
こんなにも近くに居るのに、君はまだ唇も目も心もくれない。
この心は砕かれたのに死に損なう。
その想いには救いは無いのに。
いいように利用されてる自分が嫌。
そんなお前にさして価値はない。
お腹の中、君が居るの。うん、だから、君が逃げても君は私のもの。
未知よりも怖いものはない、どうしよう、ハッピーエンドの先を知らない。
無理やりにこじ開けたのに君はまだ、あいつを見てる。何がいけない?
***
大丈夫気にしないでよ、最初から期待なんてしていないもの。
お湯割を嚥下する時内臓が熱を持っても心は零下。
夢を見て、どうして起きてしまったの、後悔と涙。
独りの世界。
(忌野清志郎「デイ・ドリーム・ビリーバー」を題材に)
静謐な朝にギターを響かせて
ぶち壊すのは貴女の門出