光があれば闇がある。
幸せがあれば不幸がある。
愛があれば憎しみがある。
表となる物があれば、必ず裏となる物があるこの世界。
感情や人格、人々が住む社会にまで表と裏は存在するが、あらゆる面において『裏』の部分はあまり人に知られる事は無い。
この物語は、そんな『裏』と呼ばれる光無き闇の世界に生き、幸せになる為に不幸の道を進む、憎しみを愛した少女の話。
文芸新都 |