Neetel Inside 文芸新都
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文芸秋の三題噺企画
お題②/神の憂鬱/リス園

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「ああ、何をなさっているのですか」
 とあるカルト教団の地下室、「唯一神」とよばれる開祖の奇異なる行動をみた信者は、おもわず顔を覆った。
「何って、わからないのか」と開祖は何食わぬ顔で言う。
 あまりにも衝撃的だったので、信者は声を出すこともなく、地下室をでた。
 開祖は、ゆでた卵の黄身をくり抜き、白身に自分のナニを激しく入れたり抜いたりしていた。一言で言えば自慰である。
「ああ、ああ……キツい、締めつけられる……どうして信者は、ババアばかりなのだ。なぜ若い娘は入信しないんだ。そのためにこの教団をつくったというのに」
 うなだれる開祖。本当は幼女の恥部を「くぱぁ」と広げたり、舐めまわしたい。しかし、その性癖は受け入れられることはなかった。当然である。まわりの人間からは避けられ、狂人ともいわれた。
 こうして一大カルト教団を創りあげたが、開祖は孤独である。こうして閉じこもり、白身で自慰をするほかない。
 さきほどの信者が地上への階段をのぼりながら小さく一言。
「――ジーザス」  
  
 
 

       

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