お題②/神の憂鬱/リス園
「ああ、何をなさっているのですか」
とあるカルト教団の地下室、「唯一神」とよばれる開祖の奇異なる行動をみた信者は、おもわず顔を覆った。
「何って、わからないのか」と開祖は何食わぬ顔で言う。
あまりにも衝撃的だったので、信者は声を出すこともなく、地下室をでた。
開祖は、ゆでた卵の黄身をくり抜き、白身に自分のナニを激しく入れたり抜いたりしていた。一言で言えば自慰である。
「ああ、ああ……キツい、締めつけられる……どうして信者は、ババアばかりなのだ。なぜ若い娘は入信しないんだ。そのためにこの教団をつくったというのに」
うなだれる開祖。本当は幼女の恥部を「くぱぁ」と広げたり、舐めまわしたい。しかし、その性癖は受け入れられることはなかった。当然である。まわりの人間からは避けられ、狂人ともいわれた。
こうして一大カルト教団を創りあげたが、開祖は孤独である。こうして閉じこもり、白身で自慰をするほかない。
さきほどの信者が地上への階段をのぼりながら小さく一言。
「――ジーザス」