Neetel Inside 文芸新都
表紙

新都社作家の後ろで爆発が起こった企画
そんな光景/Thollys Gurry

見開き   最大化      

背後から。

予兆。
気配。
そして、既に音としては認識できないような激しい、音。

圧力。
空き缶。
正面から歩いてくる女の表情は動かず、ただ俺の背後の一点を見据えていて。

右。小洒落たカフェの奥まった入り口に滑り込み、その現象が起こったらしい方向に目を向ける。
──サイレンの警報音がこれほど優しく感じたことはない。
掻き消され聴こえはしないが、泣き叫ぶ人込み"だったもの"がそこにあった。

(後略)

       

表紙

みんな 先生に励ましのお便りを送ろう!!

〒みんなの感想を読む

Tweet

Neetsha