文芸新都で短歌よもうぜ企画会場
良い休日でした。/白い犬
子を褒める秘訣五ヶ条よりひとをけなす極意を見出したる今朝。
我々は所謂おとなと未だ遠くしゃぼん吹くたびよろこべる者。
口を閉じ捜索願のビラを見る女生徒がふたり空くもり。
紺色のコートを木漏れ日すべり落ち小手をかえして小春日の午後へ。
一心に穴を掘る犬を車窓からこっそりのぞき見している午後二時。
午後三時落ち着きを取り戻す犬そろそろ散歩に連れてってあげる。
西の空逢魔が時にヒトスジの光が走るゆけよ飛行機。
気のせいかあまりおいしくない晩ごはんああどうも風邪を引いているらしい。
いまは我が彼の部屋に押し込めてきた数をかぞえに帰ってきた兄。
来夏こそ「西瓜おいしい」と言いながら涙も流してみたいよねって。