Neetel Inside ニートノベル
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誰の声も無の向こう
俺TUEEEを書いてみた!

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 ばしゅしゅしゅしゅしゅしゅん!
 俺は剣を振り回した。敵を倒す、倒すのだ!!
「畜生!」
 俺は剣を石に叩きつける。何度も叩きつける。
「敵はどこだ! 敵はどこだ!」
 俺は剣を振り回す。
「くっそおおおおおおおどこにいるんだよ魔王はあああああああ」
 俺は剣を投げた。拾った。投げた。拾った。投げた。
 意識を失った。



 目が覚めると別の大陸だった。ベッドから俺を見下ろす人は俺の知っている人種ではなかった。
「はろう」
「はろう!」
「あなたは道路に倒れていたのです」
「そうかー」
「私は宿屋です! 手当てしてあげますね」
「助かります!」
 俺はぬくぬくと綺麗なベッドの中で眠りこけた。
「zzzz」
 目が覚めると朝だった。優しい陽光が俺の目を撫でた。
「ふわーわ」
「おはようございます、お目覚めですか」
「はい」
「今日はブドウを取りにいくんです。一緒にきますか」
「ほんとうですか! ぜひいきます!!」
 俺はブドウを取りにみんなでいった。
 村人たちとブドウを取る。
「おいしそうなブドウですね!」
「食べてみてください」
「いいんですか?」
「いいんですよ!」
「わあい、いただきます!」
 俺はブドウをもぐもぐ食べた。
「おいしい! こんなおいしいものがあるなんて」
「ふふふ、この国で一番おいしいものがブドウなんですよ」
「そうなんですーか」
「すてきでしょう?」
「はい、すてきです!」
「きゃあああああ」
 そのとき悲鳴があがった
「モンスターよおおおおおお」
「なんだって! 畜生このやろう、てめえらさえいなければ!!!!!!」
 俺は木の棒でモンスターを滅多打ちにした。
「死ね、死ね、死ね!」
 モンスターは霧になって消えてしまった。
「まあ、おつよいんですのね!」
「ははは、まあ昔取った杵柄です」
「やりましたね、なんて素晴らしい。あなたこそ英雄です」
「そんな照れるなあ」
「わーーっしょいわーっしょい」
「わははははは」
「どうかうちの娘と結婚を!」
「そんなあ悪いですよお」
「英雄殿、そんなやつの娘などでなくうちの娘を」
「いやいやうちのを」
「うちのを」
「うちのを」
「うちのを」
「そうだ! みんな英雄殿にめとってもらうのはどうだろう!」
「賛成だ! 天才だ!」
 わーっしょい、わーっしょい
「やったあああああああああああああああ」
 俺は幸せになった。よかったよかった、めでたしめでたし。
 俺TUEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!



       

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