Neetel Inside ニートノベル
表紙

誰の声も無の向こう
パルキオン

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 二軍落ちになった。でもべつにいいのだ。前線にいかなくて済む
 俺はショットガンを構えて戦地をいく。ここはデスゲームのなか。
 黄色いショットガンを投げ捨てる。やっぱりハンドガンがいい。
 しそのにおいがする
 そして俺は走る 仲間たちとともに
 ビルの中にはいる
 転がり込む
 剣を抜いて敵に切りかかる
 ずばっ
 俺の剣ができのいいスタイルを維持
 記録媒体が壊れている
 俺は走る
 メモを拾う
あれでもどうしてだっけ
なにも思い出せない
 いいからいこう 俺は進んだ
 バケモンがたくさん
 俺乃技極
 頑張ってハーブを食べながら敵を殲滅した
 火炎放射だ
 バス停から出るバスに飛び乗る
 しわわせな時間
 左から逃げてくる敵を殴って倒す
 ポイントが加算された
 スキルを浸かっている車に修理かける
 リカバリーは完璧だ
 一方的なライフルで頑張る
 ここはどこだ
 俺の突撃で敵を倒せる
 弾丸がたくさんあった
 それを補充
 仲間からの無線がくる
 いってみると敵がたくさん 俺は撃って撃って撃ちまくった
 とにかく撃った
 敵が減るまでうちまくった
 空薬莢がおちまくる
 マシンガンをうちまくる
 手榴弾を投げる
 PCハンドで殴る
 無線の電波が乱れている
 俺はパワースーツの出力をマックスにして暴れまくった
 俺がのたうちたびに大地が揺れる
 あかりが明るい 俺はそれを撃った ぱりん
 砕けるガラスがとってもきれい
 俺は転がりまわって敵に体当たりをぶちかました
 この野郎 俺は負けないぞ
 俺はゲームマスターになるんだ
 ハンドガンを左手で連射 敵がぱっと血のハナを咲かせて倒れる
 俺は足をすべらせながら頑張った
 箸って箸って箸をゲット 二本の棒で立ち向かう
 ゾンビどもめ
 俺はミドルキックでゾンビを倒した
 もうすぐこのミキニウムシティは焼け爛れる
 俺が頑張ればなんとかなるはず
 頑張れば 頑張ればきっといつか
 このゾンビだらけの世界から抜け出せるから
 俺は闘う ハンドガンを手にもって
 マシンガンをばらまいて ショットガンで突き抜けて
 ああ戦車だ 味方の戦車に俺は飛び乗る
 雄叫びを上げながら備え付けの機銃で撃ちまくる
 この野郎 負けてたまるか ゾンビどもが粉々だ
 マスクのなかが湿気で蒸れる
 俺は弾丸を撃ちつくすと戦車の中に逃げた 操縦者からハンドルを奪ってやたらめたらに大回転させる
 畜生なんで なんでこんな
 時間が永遠になればいいのに
 あるいはすぐにおわるとか
 どちらにせよ こんなところで負けてられない
 俺の戦車のキャタピラが空を噛む
 仲間たちが叫んでいる
 俺を頼っている 俺はハンドルを切った
 秘密基地の壁をぶちやぶって俺の戦車が吹っ飛んだ
 ミサイルだ ミサイルが落ちたのだ
 モニターが砂嵐になる
 俺はドリフトをかました
 エアコンをがんがんにきかせて室温を上げる
 負けないぜ 俺は負けない 絶対に
 ああ畜生 俺の心配をしろ 俺を応援しろ
 俺に構え 畜生 俺を ・・・
 本部、本部! 俺は無線に怒鳴った 救助を要請する
 すぐに来てくれることになった ヘリ大隊だ ヘリ大隊が来れば勝てる
 それまでこの残虐都市で生き延びなければ
 俺は戦車を捨てた すでに爆風で横っ腹に穴があいていたからだ 使えない戦車に必要はない 俺は瓦礫のなかに飛び出した じゃりじゃり音がする
 畜生
 虚言癖なのかもしれない 俺は 嘘が好きだ 嘘ばかりが
 なぜだ 俺はゾンビと闘う英雄のはずだ なのになぜ救助が来ない
 ライフルを抱きかかえて建物に隠れる ゾンビをヘッドショットする
 近づいてきたやつにはライフルによる殴打をくれてやる
 ああ どこだ ここは ゾンビウイルスに俺も感染しているのか いやスーツの表示はゼロのままだ
 俺は安全だ 俺は安心だ
 負けてたまるか。
 アーバンシステムをマックスゲージまで引き上げる
 走って走って逃げて逃げて
 俺はハンドガンで撃ちながらジャンプする
 手榴弾を投げながら地下への階段を下りていく
 邪魔するゾンビは殴り倒した
 ミサイルが爆発
 俺のすぐ真上だ
 俺は扉の中に隠れてアイテムを隠したところから回収する
 針の穴のような精密射撃でパイプショットする
 反響音
 俺は外へ出た マシンガンを撃ちながら後退するとデルタチームと遭遇した
 助けてくれ 俺はビガルだ
 俺はデルタチームの戦闘車両に引きずりあげられてラーメンを食べさせてもらった とてもおいしい
 食べ終わるとまたゾンビの戦いだ
 モーリィの励ましで俺の精密射撃の精度があがった
 現実味が増してくる
 俺のライフルが弾切れを起こした ハンドガンに切り替える
 ペリーダム中尉からもっといい拳銃をもらった
 俺はそれを片手にもって逃げた 付き合ってられるか
 俺は逃げ出した 落盤に巻き込まれる
 なんだここは
 地下帝国だった ゾンビたちが襲い掛かってくる 俺は両手足をばたつかせて抵抗した やめて やめてくれ 助けて
 どうすれば現実が楽しめる
 こんなくだらない現実を
 俺はどうすれば
 ゾンビを殴る
 くそおおおおおおおお
 俺はハンドガンを投げ捨てた
 必死に逃げて戦車に辿り着く その中へ入ってアクセル全開
 ゾンビどもをぶちぶちひき潰して俺は叫んだ わけもわからず叫んだ ガンガン殴る ガンガン壊す
 ミサイルをぶっ放した
 核ミサイルだ 俺のミサイルですべてが吹っ飛んだ それでも俺は平気だった
 俺は凄いから 凄いスーツを着てるから
 みんなと同じスーツだ ゾンビ対策チームのみんなと俺は同じなのだ。
 ペルシーミーテウットの免許証が落ちている 撃った
 俺は負けない 生き残るのだ
 ミサイルを立て続けに何発も撃った すべてが壊れていく
 何かいいこと 何かいいことが怒るはず。ゾンビがいなくなるとか
 きっと 頑張れば いいことが あるはず
 俺の頑張りが 世界を 救う はず
 トリガーハッピーライフイズピーポー
 ぴーぽーぽーぽー
 俺はサイレンを聞いた。救急車に飛び乗る
 百年が経っていた ミサイルの影響で次元を飛び越えてしまったのだ
 俺は回収された エデンに連れて行かれるらしい
 そこはとてもいいところなのだという もう何も考えなくていいところで
 ゾンビなんかと闘わなくてもいいところらしいのだ
 俺は喜んだ そのために生きてきたのだ
 俺はあたたかい飲み物と清潔な服を与えられ、あらゆる病気から解放される不老不死の秘薬をもらった。これでよかったのだ すべてがハッピーだ
 俺は静かに眠りに落ちる あたたかい音楽が流れている 春だ 春がきたのだ



       

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Neetsha