Neetel Inside ニートノベル
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あぁ自分疲れてると思った瞬間アンソロジー
涙腺が弱くなった時

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 少し前は、癒しがプリキュアだった。
 帰宅して、テレビをつけ、その週に放送したプリキュアを垂れ流す。そして、主人公である星空みゆきことキュアハッピーが『ウルトラハッピー!』などと満面の笑みで叫ぶと、なぜか無性に切なくなって涙が出そうになる。しかし、なんとなくそれはそれでかっこわるいというか、気持ち悪いような気がしていたので、それは必死に我慢した。
 なんで泣きそうになったのかはわからない。が、そのなんとも前向きな姿勢に感涙しそうになったのだろうなとは、なんとなくではあるものの、想像できた。
 特別なにもない毎日で、だからこそ、俺はいつまでこんな馬鹿らしいことをしていなきゃならないんだという作業的な疲れがあったのかもしれない。あと、普通に寝不足だった。
 しかし、そんな俺がプリキュアから離れることになった。それはまあ、スーパー戦隊から仮面ライダーという男の子垂涎のスーパーヒーロータイムを終えてプリキュアを見るという流れからなんとなく疎遠になってしまい、プリキュアは録画で済ませ、だんだんとその録画すら見なくなっていくという疎遠スパイラルに陥ってしまったせいである。
 なので、HDには未視聴のプリキュアが一〇話ほどあるが、これを消化するのはいつのことになるだろうか。見たいのは見たいのだが、なかなかそんな気分にならない。疲れてないんだろうな、俺。


 ところがどっこい。まだ疲れていたらしく、今度は『THE IDOLM@STER』通称アイマスにハマってしまったのだった。
 アニメから入ったにわかファンではあるものの、アニメが面白く、765プロのメンバーがそれぞれトップアイドルになっていくというストーリーは俺のツボに入った(元々軽いドルオタだったのだ。とは言っても、松田聖子とかそこら辺ので、平成のアイドルはあまり知らない)。
 彼女達765プロのメンバーが念願叶いステージでライブをするシーンは、二五話見続けてきて完全に彼女たちのファンと化した俺には感動的というより、もはや神々しい域に達していた。
 彼女たちが努力し、ライバルプロダクションからの割と洒落にならない妨害を乗り越え、ステージで楽しそうに笑うシーンなんか、正直思い出しただけで涙目になる。
 だが、これだけではない。
 アイマスはその楽曲の評価も高く、俺のiPodにはいくつか曲が入っているのだが、その中のアニメオリジナル『READY!』と『自分REST@RT』『私たちはずっと……でしょう?』という曲を聞くと、彼女達の苦難とそれを乗り越えた努力を思い出し、どこでも泣きそうになってしまう。
 電車の中で泣きそうになったので、襟を持ち上げ首元を隠し、俯くということでなんとか事無きを得たが、いきなり電車の中で俺みたいなモンが泣きだしたらそら通報されるというものだ。急に泣き出しちゃうとか、マジありえないよねー。
 そして更にその中の一人、四条貴音という子に入れ込んだ俺は、モバマス(モバゲーのアイドルマスター。正式名称『アイドルマスターシンデレラガールズ』)で貴音を収集し、パソコンのデスクトップにケータイの待受け、iPodのロック画面と、いままで違う物で統一されていた物がすべて貴音に変わり、さらに百合にも目覚め、貴音のカップリングはそりゃあもう美しいというかなんというか。ひびたかの安定感。たかゆきのガチ感。
 多分結論として、女の子が仲良くしてるのが好きなんだろうとは思う。
 だからプリキュアにもハマったし、アイマスにもハマったんだろう。

 最近はアイマスもシャイニーフェスタという新作が出て、アイマスはまだまだ続いていくコンテンツなんだなあと嬉しくなります。

       

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