禁煙カフェ5/St.チンコレディブル
「いや何で俺が可哀想な人みたいになってんですか!?」
「そうよ! 彼は何も可哀相ではないわ!」
先ほどの赤球発言に嫌悪感を抱いた女が叫んだ。スーツ姿の女は、ワイシャツを乱暴に脱ぎ捨て、ブラのホックを外した。小ぶりながら先端がツンと上を向いた胸部のソレがあらわになる。
「密かに思いを寄せていた私が、今ここで彼をリア充にしてみせるわ! それで満足でしょ!?」
女は全てを脱ぎ捨てると、店員の腰の位置に臀部を突き出した。
「さぁ!」
「お、おおぉお客様、店内での、そっそういった行為はちょっと……」
「……断じて許さん!」
男はテーブルを叩き割ると、全裸の女を店員から引き離した。
「彼もまた二次元一筋! 志半ばの戦友を、むざむざ三次元女の魔の手に渡して成るものか!」
「いえ、あの、僕は三次……」
「私も反対よ!」
サキュバスも男に割礼を施すと、床に倒れこむ女に物申した。
「こういった事は相手との合意があって初めて成り立つのよ!」
「案外純情なんですね……」
男は股間を押さえ、床でもんどり打っていた。
「わ……私のアイデンティティがぁ! 30年間培ってきた皮オナの技術が、明日からは無用の長物となってしまうというのかぁ! なんというコペルニクス的転回ぃ!」
「邪魔を……するなぁ!!」
全裸の女から、強烈な瘴気が放出された。