禁煙カフェ19/チンコレディブルの母
「君さえ良ければ明日からでも来てほしいな」
「ハァ!?」
「頼む、この通りだ!」
そういうと、店主は土下座をした。
「ええええ、止して下さいよ。そんな……」
「誠意が足りないと言うのなら、これをあげよう」
店主は奥に引っ込むと、冷蔵庫から箱を持ってきた。
「え、何ですかコレ?」
「私の赤玉コレクションだ」
「汚ぇ! こんなの要りませんよ!」
「受け取ってくれ! いや、受け取るんだ!」
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