禁煙カフェ20/チンコレディブル夫人
「君さえ良ければ明日からでも来てほしいな」
「ハァ!?」
あまりのショックに一瞬店長が赤玉コレクターだったような白昼夢を見たがそんなことはなかった。
バイトがすぐに行方不明になるということは気にかかるものの、やはり時給がいいのは捨てがたい。
行方不明にならないように気を付ければいいのだし。
どう気を付ければいいのかよく分からないが。
「えっと、じゃあお願いします」
「えっいいのかい? いやあ助かるよ。それじゃあ明日待ってるからね」
後に少年は、この時何故断わらなかったのだろうと深く後悔することになる。