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ジョジョの奇妙な童話
03-裸の王様

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裸の王様


「最初はまばたきほどの一瞬しか人の視線は止められなかった…しかし……この服がなじんでくるにつれ2秒……3秒と長く止められるようになった…今では5秒は止めていられる…これほど素晴らしい服なのに5秒程度なのはおかしいがとにかく5秒ほどだ……フフ…いずれは1分…10分…1時間と思いのまま止められるようになってやろう…楽しみだ…だんだん長く人の視線を釘付けにするのはな…」

「おっと愚民…馬鹿には見えないんだったな。着る前はちと手を焼いた『魔法の布』だが『王』が着ればまったく素晴らしいものよ」

(報酬を与えて国外へ去る前のあの仕立て屋は言った…)

「王様!あなたは必ずこの服を着こなせるッ!もっとッ!もっとッ!釘付けにした人の視線の中を動けると思いなしゃれッ!空気を吸って吐くことのように!HBの鉛筆をベキッ!とへし折ることのようにッそれが当然と思うことですじゃ!」

(最初は詐偽だと思った……)

「大切なのは『認識』することですじゃ!この服を着るという事は、着こなせて当然と思う精神力なんですぞ!あなた様はこの国の国王ッ!この服を着こなせて当然ですじゃああああ――ッ!ケケケケケケケケケケケケッ」

「……ある日…この服のボタンがガッシリと留まったのを実感した……詐 偽 で は な か っ た の だ………暗闇に光がさし込むような…実に晴れ晴れとした気分だった……」

To Be Continued・・・

       

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