Neetel Inside 文芸新都
表紙

これなんて
三話 ファイナンス

見開き   最大化      

あらすじでしょ!?でしょ!?
エロゲ的な出会いをしちゃって、なおかつエロゲ的なフラグがたって、
なおかつ妹フラグまで立ちそうで、なおかつ中の人はハルヒ見たこと無いという暴挙

―土曜日
それなりに人の混んだ商店街を歩いている男一人、女二人。
つんがついてきたのは、つん曰く
「べ、別にあんたたちが二人きりになるのがうらやましいわけじゃないんだからね!」
だそうだ。
ツンデレもいいかな・・・とか思い始めてきたが、
すぐ横のギャルゲよりもうすぐで手に入るエロゲである。
「ここが私の家です」
見上げるように高い壁、そして広い敷地。
二人は声をそろえてこういった。
「「すごく・・・おおきいです・・・」」

中は普通だった。
見かけに反して、以外と質素というか・・・
とにかく、なんとなく庶民的なのだ。
「とりあえず、私の部屋で・・・」
案内されて入った部屋はいかにも女の子らしい部屋・・・
ではなく、それをイメージするものはあまり無かった。
ぬいぐるみがベッドの枕もとに少しだけあるのと、
机の上は大学ノート3冊が置かれているだけで普通だ。
ただ、非常に真新しい印象があった。
「これ、小学生から使ってるんですよ」
物を大切に使う人みたいだ。
うんうん、俺の中のイメージを崩すようなものはないな・・・
そう思いつつ師奈さんが開けた引き出しを見ると、でかでかと801と書かれた本があった。
「ああ、これ、妹が好きなんです。 読んでみますか?」
なんでも見るし理解を示すタイプ・・・とでも言えばいいのか。
表紙には交わる男子2人がでかでかとプリントされている。
そのとき、バンとドアを開ける音がなった。

「いいのかい?あたしのお姉ちゃんの部屋にホイホイ入っていって・・・
彼女はノンケだって食っちまう女なんだぜ?」

つんは思考停止状態。
俺は新ジャンルのネタか?とか考えつつもくもくとネタを見ていた。
「美奈、恥ずかしいからやめなさい(汗」
師奈さんは止めに入っていた。
なんなんだこの姉妹は・・・
これじゃエロゲどころじゃない。
同人誌のネタにされておもちゃにされてバッドエンドな予感がすでにしてきた。
姉にオモチャにされるならまだしも、妹は駄目だ・・・
あんなこといわれながら公開オナニーとかされたらたまったもんじゃない。

「妹は放っておきましょうか。とりあえず、何します?」
誘っておいてなんじゃそりゃぁぁぁぁぁ!!!11とか言いたいが、
ここはガマンだ。エロゲ的展開を目指すために無難に好感度を上げる。
これは二次元じゃない・・・三択恋愛とは違うんだ・・・
心に言い聞かせて、話を進めよう・・・と思ったら

な ん か 本 読 み は じ め ま し た・・・

このマイペース姉妹・・・絶対脳内でグシャグシャにしてやる・・・
そう思いつつ目を向けたその雑誌はなんと、週間少年VIPだった。

「納成君も読みますか?」

この子は、本当になんでも食べちまう奴だ・・・

       

表紙

ななし 先生に励ましのお便りを送ろう!!

〒みんなの感想を読む

Tweet

Neetsha