Neetel Inside 文芸新都
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バンコク夜遊びクラブ
エロマッサージ①

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 性欲にギラついていた私達の目にも疲れが現れ始めた。
あちこち歩き回っても、ネットで探しても、なかなか良さそうな風俗が見つからない。
というより、あるんだろうけどどこが良いところなのか分からない。



馬場「全然見つからんな。もう一回ネットで探そうにもwifi入ってるところもこの辺ないし」
私「どうする…」
馬場「どうするって…このまま帰れるか?」
私「そんなもん、帰れるわけねえだろ。諦めきれん。」
馬場「どっかには俺たちでも行けそうなとこあると思うんだけどな…」
私「ネットでは日本人街周辺が結構いいところあるっぽいんだけどな」



 もやもやとあてもなくアソーク駅周辺をフラつく私たちの前を、2人の日本人と思わしきおじさんが通り過ぎていった。
私と馬場は思わず目を合わせた。
私「あのおっさんに聞いてみるか!」
私はすかさず、後ろからおじさん二人を呼び止めた。
私「すみません。僕たち日本から観光で来てるんですけど、バンコクでいい風俗ってありますか。」
こんな唐突で恥ずかしい質問をしている私におじさん二人は優しく答えてくれた。


おじさん「そうなんだ。実は私達二人もちょうど風俗行こうと思ってたところなんだよ。君たちも案内してあげるよ。」
まるで漫画のようなうまい展開に、私と馬場の顔はうれしさのあまりだらしなく緩んだ。




おじさん①はここから近いから歩いて行こうと提案した。
私達二人の足はすでに疲れ切っていたが、やっと風俗にいけると思い、足取りは軽かった。
ウキウキ気分で汗だくになりながら、バンコクの臭い屋台の間をすり抜けていった。
馬場は聞いた「ところでこれから行く風俗ってどんなところですか?」
おじさん①は答えた
「まあいわゆるエロ・マッサージかな。」
おじさん②が続いて「明日僕はバンコクから日本へ帰らなければならないらね。先輩が最後の記念に風俗連れてってくれるんだ。」と言った。

私は異様な高揚感を覚えて一層足取りが早くなった。




次回ついにエロ・マッサージ店に入店。











       

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