【雑誌】まんがニートぷげら
【作品タイトル】ででんでんででんね
【作者名】土屋真央
【作品URL】http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=18108
【ちょっとずれた間抜けさ】
デデンネ主役のポケモン漫画。
戦闘には余り役に立たないデンンネだが、行動が笑えるし、うざ可愛い。
主人公の男の子(ルビー)が「モンスターボール恐怖症」という謎のアレルギーで、モンスターボールに触れられない。
それなのにポケモンマスターを目指そうとして、モンスターボールではなくネズミ捕りで捕まったデデンネをパートナーにして旅をすることに。
ピカチュウではなくデデンネか…。
微妙に可愛くない方のネズミポケモンである。
そういえば今やっているポケモンXYのアニメでもモンスターボールに入れないでデデンネをパートナーにしている女の子が出てくるんだっけ?
害獣と言われるだけあり、いたずら小僧的なうざ可愛さが魅力かもしれない。
ポイントはデデンネをちょっと外して「デンンネ」と名づけちゃったところ。
本作の特徴として、常にちょっとずれた間抜けさがあり、そこが面白い。
【ポケモン知らなくても】
私自身、ポケモンは初代の赤緑ピカチュウと金銀は買ってプレイした。
随分飛んでXYも発売後間もなくの頃にプレイして一応クリアした。やりこんではいない。
ルビー&サファイアは未プレイだから、この漫画の元ネタは良く分からないところがある。
…という、にわかポケモントレーナーである。
全然ガチ勢ではないので一部ネタが分からないところも多い。
ただ基本的にどのポケモンも流れは同じだから、ポケモンシリーズを1作でもプレイしていれば分かるだろう。
それに例え1作もやっていなかったとしても、勢いで大体分かる。
ポケモンビギナーにも優しい内容だ。
【絵は白いが見やすい】
一見すると白くて雑な絵だが、最低限のことは分かるというか、これで十分というか、むしろこの絵だからこそなところがある。
もっと雑な絵だと正視に耐えないというか、何を描いているのか判別できないレベルのものも新都社には良くある。
その点、これはこじんまりと良くまとまっていて、むしろ見やすい絵だ。
デンンネのうざ可愛さとか、表情豊かなところとかはしっかり描けている。
足の長いしゃべるワニノコ、実は女の子だったレッドなど。キャラも立っている。
何が描きたいかは十分伝わるし、この絵だからこその味もある。そして謎の勢い。
十分面白いので、このまま続けていってください。