「第一回～」
「メシガルドのこぼれ飯コーナー……って、何ですかこれ？」
「はいはい、このコーナーでは、飯が運ばれてくる間に『メシガルド 竜人食堂奮闘記』についたコメント、もといお米について、このラークさん、もといカールさんが答えていきますよ～」
「誰ですかあなた？」
「随分と辛辣な言葉を浴びせてくるねチギリちゃん。ちーちゃんって呼んでいい？
「不快なのでやめてください」
「開始一〇秒で振られたところで早速行こう。全部のお米について答えてたらキリがなくなっちゃうから、ちょこちょこ拾っていくよ」
[2] トーチが主役か期待 <2016/04/29 20:33:15> x1lynTe0P
「そう、メシガルドの主人公は竜人族のトーチだ。あんまり料理とかする感じの見た目じゃないけど、料理うまいんだよねー、彼。何か秘密があるのかも」
「確かに、あのナリで料理上手というのは違和感がありますね。竜人族なだけに、火を噴いて丸焼きとかやりそうですが」
「あー、下級竜人族だから火は吐けないらしいよ」
「そうなんですか。雑魚ですね」
「ほんと辛辣だねチギリちゃんは」
[3:プロローグ] グルメ作品、頑張って欲しい。次はオークの肉編、始まります！ <2016/04/29 21:43:24> Hfx3tao/P
「オークの肉は脂が乗っていてそこそこ美味しかったね。まあ、元の容姿はそこまで美しくないから満点とは行かないけど」
「意外と厳しいんですね」
「一応美食家でもあるからね。世界中の美味しいもの・マズいものを食べてきたからそこそこ舌は肥えている自信がある」
「ほほう。ではキビダンゴという菓子は分かりますか？」
「トーチにも聞かれたよ、それ。エドマチの特産品なんだよね？ さすがにそこまではまだ手を出せてないなあ」
「ならば早く調べてください。そしてトーチにそれを作らせてください。こういう意見だって飛んできているんですよ」
[5:プロローグ] キビダンゴがトーチの動機になってるの、すごくいい。 <2016/05/02 00:16:03> 1nuIbYN.P
「へー、飯屋を開くきっかけになったのはキビダンゴなのか」
「そうですよ。名前は聞いたことがあるのですが、実際に食べたことはないので正体が分からないんです。かといって祖国に戻るのは嫌ですし、交易船で情報を持った人が来るのを待つしかないのかなと」
「そんなもんかね？ 文献とか調べれば分かりそうだけどなあ」
「じゃあ調べてきてください。私はここで待っています」
「絶対俺の分の食事も食べる気で言ってるよね、それ」
[4:プロローグ] 厨房という新たな戦場！期待しかない <2016/04/29 22:09:22> lbrJVtP.P
「厨房が戦場？ ちょっと大げさじゃないですか？」
「そうでもないよ。ホラ、見てあのトーチ」
「ああ、魚がある程度さばいても跳ねているので驚いていますね」
「それに加え、初めて魚を扱ったのかウロコを取るのが明らかに下手だ」
「三枚に下ろすの失敗してますね。あれ子供でもできそうなものですが」
「あまつさえ頭の美味しい部分を捨ててる。美食家として許せない」
「そもそも活け造りに頭がないってどういうことなんでしょうね」
「そこの二人！ 文句があるなら直接言え！」
「というわけでトーチに怒られそうなので、今回はこの辺りで」
「次回も面白そうなお米に反応していきますので、お楽しみに」
「二人で何ぼそぼそ話してるんだ……」
