日比野 英造(ひびの えいぞう)/インドマン
本作品の主人公。T県仲田市向陽町の実家である公務員合同宿舎にて生活し、創作系YouTuberとして活動する25歳。身長171cm。血液型はA型。
手先の器用さに自信があり、『日々の映像』という本名をもじった名前で趣味である模型制作を動画で撮影しYouTubeに投稿している。今まで発表した主な作品は『パンとか止めるやつでティラノサウルスをつくってみた』。
現在はその続編である『パンとか止めるやつでトリケラトプスをつくってみた』で現在はpart24まで撮影済み(第4皿目終了時点)。
制作にはパテやバッグ・クロージャーなど身近な道具を使うことが多く、完成品は専門家ならずとも一見の価値はあるがニッチ過ぎる趣味のため再生数の方は伸び悩んでいる。
3年前に親に学費を払わせて通っていた都内の私立大学を中退。詳細理由については今のところ語られていない。中学時代は少し調子に乗っていた(第5皿目での独白)。
日頃YouTuberとして活動しているが、動画の再生数が伸びず広告収入をほとんど得られていないため家では肩身の狭い思いをしており、両親が共働きな事から買い物や食後の皿洗い、掃除洗濯等の家事をさせられる事が多い。
基本的に物事をあまり深く考えず、トラブルを避けて通る日和見主義だが、妹の六実の誘拐を目の当たりにし、買い物の途中で拾ったチャクラベルトを起動させインドマンに変身する。
現在はインドマンの“呪い”に抗いながらも巻き込まれたアクターバトルをこなしながら大物YouTuberとして成り上がる夢を抱いて活動中。最近父親の脅しに屈して資格取得の勉強を始めた。
日比野 六実(ひびの ろくみ)
本作品のヒロインであり英造の妹。向陽高校に通う現役女子高生。頭の真ん中できっちり髪をふたつに分けたツインテールが印象的。髪が伸びるとサイドテールにしている時もある。身長168cm。血液型はA型
生まれつき攫われやすい体質で幼少期から何度も誘拐されるという悲惨な過去を持つ。女子としては背が高くおしとやかな優等生として学校では過ごしているが無職状態の兄に対しては暴力的な態度を取る事が多い。スレンダー体系で胸はちいさめ。
千我勇真(ちが ゆうま)/マスク・ザ・アレグロ
アクターの能力を持つ体験型系YouTuber。現役格闘家として地下レスリングで闘うかたわら、人気実況者のアンチ配信者として暗躍する。年齢24歳。身長184cm。血液型はB型。
動画再生数を伸ばすためなら手段を選ばず、面識のない配信者を煽ったり他人の動画を勝手に自分のチャンネルで放送するなど犯罪行為スレスレの汚れた仕事もこなす。レスラー業ではヒールを担当する事が多く、勝率は全盛期のイチローの打率程度(本人談)。動画最初の挨拶が特徴的で内容のエグさと反して子供達に人気がある。
出身地は横浜で、土日は向陽町に借りたウィークリーマンションで実写動画の撮影を行っている。千我勇真はYouTuberとして活動するためのハンドルネームで本名は千葉勇太。ハンドルネームを使う理由としては身バレ防止と少年誌の漫画の登場人物と似た名前にすることにより検索率を上げるためである。地元に3年付き合っている恋人がいるが月イチペースで風俗ルポを別名でブログにあげている。
白木屋純也(しろきや じゅんや)/イル・スクリーモ
アクターの能力を持つ炎上系YouTuber。様々な配信者に無差別的に嫌がらせ行為を続け、更には大物ユーチューバーのオフ会を荒らす事で知られ、多くの視聴者や配信者から忌み嫌われている。年齢24歳。身長177cm。血液型は0型。
本人に明確な悪意がある訳ではなく「自分に注目してもらいたい」という一心から動画投稿を続けており、迷惑行為から出禁になった飲食店は数知れず。普段は都内の大学院で薬学を専攻するエリートでもある。
本名は佐藤純也で白木屋という名は以前バイトしていた居酒屋から拝借した。現在は千我と共に活動しており、週末は同じ部屋に寝泊りしている。意外と背が高く動画とのギャップで女性からの隠れファンが多い。
立花生憂(たちばな きうい)/エスメラルダ・エルモーソ
アクター能力を持つ教育系YouTuber。年齢不詳の妖しい雰囲気を醸し出す女性。以前は他県の高校で教師をしていたが、校内の派閥争いやモンスターペアレントなどの人間関係に疲れ、現在は中学受験生向けの教育動画を配信するネット教師として活動している。
身長155cm。血液型はO型。普段は8cmのピンヒールを履いている。独特の語り口でわかりやすい授業に定評があり、収入は前職よりも上がったらしい。自然の溢れた向陽町に魅力を感じ、今は移住して撮影のない日は近所のスーパー銭湯で日頃の疲れを癒している。年下でバイタリティのある男性が好みであるらしい。
熊倉拓二(くまくら ゆうじ)/アジョラ・ボカ
アクター能力を持つMAD制作系YouTuber。英造の同級生で現在は職に就かず実家で暮らしている。見た目にコンプレックスを感じており(短い前髪に丸眼鏡。口からはみ出た出っ歯)、それが自信の無い話し方となっている。身長168cm。血液型はA型。
典型的なオタク体質で日常系萌えアニメを愛し、恋愛ゲームでは主に負けヒロインを好む傾向にある。一時期はMAD界隈でも名の知れた製作者だった。
鰐淵健勇(わにぶち けんゆう)
第一皿目で六実を誘拐したヤクザグループのリーダー。アクターではないため変身能力は持っていない。主に人身売買を生業とし、趣味はボディビル。腕っ節と体には自信があり、破り捨てるためのシャツを部下に何着も用意させている。
身長191cm。31歳。血液型はA型。
陣省吾(じん しょうご)
第一皿目で六実を誘拐したヤクザ。元シュートボクサーで武力交渉に定評がある。睡眠薬を初めとしたクスリの調合が得意。裏設定だが白木屋の大学のOBでもある。
魚塚真治(うおつか しんじ)
第一皿目で陣と共に六実を誘拐したヤクザ。車の運転が得意で、恰幅の良い身体で電気を纏わせた警棒を武器として振り回す。裏設定だが前職は千我が所属するレスリング団体の警備員だった。
先代インドマン(名称不明)
英造にチャクラベルトを託した壮年の男性。歳の割にアッパーテンションな服装をし、話し始めると会話が長くなる悪癖を持つ。インドマンの呪いから解かれた今は南の島でバカンスを楽しんでいるようだ。
日比野清子(ひびの きよこ)
今年で50歳になる英造と六実の母。普段は一般企業で事務とした働いており、過保護とも思えるほど息子の英造を甘やかしている。息子の趣味を理解しようとYouTubeで動画を観るもほとんど内容を理解できていない様子。
日比野英作(ひびの えいさく)
昔気質の英造と六実の父。30年来の公務員務めで家族の大黒柱。一人息子の英造の体たらくぷりを嘆いており、バイトでもいいから働く習慣を作って欲しいと感じている。
清子同様、昼休みにYouTubeで動画を観るもほとんど内容を理解できておらず、昨今のアクターバトルの件もありYouTuber界は犯罪の温床だという認識を持つ。父として英造に対し、時に脅しに近い言動も取るがいつか独り立ちしてもらいたいと考えている親心からである。
インドマン
登場人物紹介
アクター紹介
インドマン
インドの熱き血潮をその身に宿した変身アクター。並みの格闘家レベルの相手であれば武器を持たずとも拳で倒せるだけの身体能力を持つ。
ヒーローコスチュームはインドの国旗、3色旗を基にしたデザイン。イスラム教を現す緑色のズボンに平和と真理を意味する真っ白な上着の腰元にはアショカ王の記念塔になぞらえたチャクラ(法輪)がデザインさせたベルトがはめられている。
顔の肌を包み込むようなボディフォームの上に動画配信者らしく分厚いサングラス、トップにはサフラン(オレンジ)色のターバンが巻かれている。(第一皿目より)。
先代からベルトを受け継いだ英造がインドのパブリックイメージを具現化した姿であり、コスチューム内にも仏教や儒教の教えが混ざっていたりとかなりテキトー。
戦闘時にベルトをまわすことにより体感時間が遅れて感じる『超人化』の能力を持つ。その時間の中では相手より早く行動する事ができ、それが敵アクター攻略の糸口となっている。
[魔人モード]
チャクラベルトにガシャットを差し込む事によって魔人モードにランクアップ。
魔人モード:ガネーシャ
体の大きな象の鼻を持つモードに変身。あらゆる攻撃を受けきる耐久力と腕力を誇る。スピードに難はあるがガネーシャモードによるアクターパンチはそれだけで相手を押し切れるほど。フォームは肌色。
魔人モード:パールヴァーティー
動物を使い魔として扱えるモード。第5皿目では移動の為に白虎を生み出した。武器は三叉槍。
魔人モード:ムルガン
武器を器用に扱えるようになるモード。本来手先の器用な英造とは相性がいい。シャムシールと呼ばれる曲剣をメイン武器として使い、ヒンズー剣舞踊其の壱の剣『ニル斬り』を決めワザとして持つ。怪力でパワー系のガネーシャとは対を成す学者肌のインテリ派(本来のヒンズー神とは逆)。フォームは赤色で鶴の顔のようなマスクを身に纏った姿をしている。
マスク・ザ・アレグロ
千我が腰に巻いたチャンピオンベルトで変身するレスラーをイメージした変身アクター。体格の良い肌色のコスチュームを纏った頭の左右から角の生えた仮面をつけた黒パンツを身に着けている(第二皿目より)。
アクターネームのアレグロはアレグリアの略称で、スペイン語で「歓喜」、ポルトガル語で「よろこび」「楽しい」の意味を持つ。どう読んでもそうは読めないのだがそこはパワーとライブ感で押し切っている。
戦闘では主にプロレス技をメインに使い、相手を圧倒するダイナミックな闘い方が持ち味。普段ヒールを務めている癖が出てしまうのか、肝心のところで詰めが甘くなってしまう一面がある。
イル・スクリーモ
白木屋が左腕に付けられたバンドによって変身するアクター。ヒーローとは思えない形容し難い怪しい姿で『身体を爪先から頭のてっぺんまで覆った真っ黒なコスチュームに、至る箇所にバンドが取り付けられたその姿は見るものに理解不能な恐怖感を植えつけている』(第二皿目より)。
自らの『声』をメイン武器とし、奇声による相手の中枢神経の麻痺を狙って先手で仕掛ける事が多い。驚かせた隙に相棒のアレグロに攻撃を入れさせるというコンビネーションでの闘いを得意としている。相手に声に対する耐性、いわゆる慣れが生まれるため、必然的に長期戦には向いていない。
ずだ袋を引きずるような見た目の割りに意外と早く行動できる。アクターネームのイル・スクリーモは直訳で『不快な叫び声』という意味である。
ミル・トリコ
第3皿目で登場した謎のアクター。ペストマスクに鬼のような二本角が生えた仮面をつけ、フォームはトリコロールカラーで背中にカラスの羽のようなマントを羽織っている。
本人が言うには炎熱をスキルとして使いこなし、細身の洋剣をメイン武器とし決めワザ時にはその刀身に炎を宿らせてフレイムタンとして相手を苦しめる。アクターバトルをゲームの様に扱っているフシがある。
名前の由来は第5皿目終了時点では不明。
エスメラルダ・エルモーソ
立花生憂が右手中指に巻かれた指輪により変身するアクター。オペラ座の怪人のファントムのような仮面を付け、カルメンを踊るダンサーのような赤いドレスを羽織った魅力的な女性の姿をしており、牛追い鞭を武器としている。
遠距離型の特殊能力を持っており『自分が指定した部屋に様々な現象を巻き起こす事が出来る』。ただし何でも出来るという訳ではないようで、たとえばサウナ室では『扉が開かなくなり、室温が上昇する』などといった起こりえる事象に作用する程度の能力しか持たない。
決めワザは鞭の先端が9つに割れ、光を放ちながら揺れる柄が持ち上げての連続殴打。発動すればほぼ確実に相手アクターを追い詰める強力な能力である。アクターネームはスペイン語で可愛いお嬢さんという意味らしい。
アジョラ・ボカ
熊倉拓二が古びたゴーグルによって変身するアクター(作中では変身シーンはなし)。全体的にロボットを基調とした意匠となっており、ハリボテのような薄い鉄板の胴体の下から金タイツを履いた足が伸び、右手はロボットアームになっている。
その見た目から接近戦は苦手としているが、特殊能力として『指定した相手に腹痛を引き起こす』といった異色の能力を持っており、相手によっては闘わずして勝利を得られる事もあるが相手の体から少し離れたカードを回収しにいく手間があり、カード集めは上手くいっていない様子。
背中に背負った排気筒から吐き出す黄色い煙が相手に触れると先にかけた『腹痛』の能力を強化する効果があり、手が付けられない状態になる。
アクターネームは、スペイン語でにんにくの口という意味で口が臭いという悪口である。
インドマン
インドの熱き血潮をその身に宿した変身アクター。並みの格闘家レベルの相手であれば武器を持たずとも拳で倒せるだけの身体能力を持つ。
ヒーローコスチュームはインドの国旗、3色旗を基にしたデザイン。イスラム教を現す緑色のズボンに平和と真理を意味する真っ白な上着の腰元にはアショカ王の記念塔になぞらえたチャクラ(法輪)がデザインさせたベルトがはめられている。
顔の肌を包み込むようなボディフォームの上に動画配信者らしく分厚いサングラス、トップにはサフラン(オレンジ)色のターバンが巻かれている。(第一皿目より)。
先代からベルトを受け継いだ英造がインドのパブリックイメージを具現化した姿であり、コスチューム内にも仏教や儒教の教えが混ざっていたりとかなりテキトー。
戦闘時にベルトをまわすことにより体感時間が遅れて感じる『超人化』の能力を持つ。その時間の中では相手より早く行動する事ができ、それが敵アクター攻略の糸口となっている。
[魔人モード]
チャクラベルトにガシャットを差し込む事によって魔人モードにランクアップ。
魔人モード:ガネーシャ
体の大きな象の鼻を持つモードに変身。あらゆる攻撃を受けきる耐久力と腕力を誇る。スピードに難はあるがガネーシャモードによるアクターパンチはそれだけで相手を押し切れるほど。フォームは肌色。
魔人モード:パールヴァーティー
動物を使い魔として扱えるモード。第5皿目では移動の為に白虎を生み出した。武器は三叉槍。
魔人モード:ムルガン
武器を器用に扱えるようになるモード。本来手先の器用な英造とは相性がいい。シャムシールと呼ばれる曲剣をメイン武器として使い、ヒンズー剣舞踊其の壱の剣『ニル斬り』を決めワザとして持つ。怪力でパワー系のガネーシャとは対を成す学者肌のインテリ派(本来のヒンズー神とは逆)。フォームは赤色で鶴の顔のようなマスクを身に纏った姿をしている。
マスク・ザ・アレグロ
千我が腰に巻いたチャンピオンベルトで変身するレスラーをイメージした変身アクター。体格の良い肌色のコスチュームを纏った頭の左右から角の生えた仮面をつけた黒パンツを身に着けている(第二皿目より)。
アクターネームのアレグロはアレグリアの略称で、スペイン語で「歓喜」、ポルトガル語で「よろこび」「楽しい」の意味を持つ。どう読んでもそうは読めないのだがそこはパワーとライブ感で押し切っている。
戦闘では主にプロレス技をメインに使い、相手を圧倒するダイナミックな闘い方が持ち味。普段ヒールを務めている癖が出てしまうのか、肝心のところで詰めが甘くなってしまう一面がある。
イル・スクリーモ
白木屋が左腕に付けられたバンドによって変身するアクター。ヒーローとは思えない形容し難い怪しい姿で『身体を爪先から頭のてっぺんまで覆った真っ黒なコスチュームに、至る箇所にバンドが取り付けられたその姿は見るものに理解不能な恐怖感を植えつけている』(第二皿目より)。
自らの『声』をメイン武器とし、奇声による相手の中枢神経の麻痺を狙って先手で仕掛ける事が多い。驚かせた隙に相棒のアレグロに攻撃を入れさせるというコンビネーションでの闘いを得意としている。相手に声に対する耐性、いわゆる慣れが生まれるため、必然的に長期戦には向いていない。
ずだ袋を引きずるような見た目の割りに意外と早く行動できる。アクターネームのイル・スクリーモは直訳で『不快な叫び声』という意味である。
ミル・トリコ
第3皿目で登場した謎のアクター。ペストマスクに鬼のような二本角が生えた仮面をつけ、フォームはトリコロールカラーで背中にカラスの羽のようなマントを羽織っている。
本人が言うには炎熱をスキルとして使いこなし、細身の洋剣をメイン武器とし決めワザ時にはその刀身に炎を宿らせてフレイムタンとして相手を苦しめる。アクターバトルをゲームの様に扱っているフシがある。
名前の由来は第5皿目終了時点では不明。
エスメラルダ・エルモーソ
立花生憂が右手中指に巻かれた指輪により変身するアクター。オペラ座の怪人のファントムのような仮面を付け、カルメンを踊るダンサーのような赤いドレスを羽織った魅力的な女性の姿をしており、牛追い鞭を武器としている。
遠距離型の特殊能力を持っており『自分が指定した部屋に様々な現象を巻き起こす事が出来る』。ただし何でも出来るという訳ではないようで、たとえばサウナ室では『扉が開かなくなり、室温が上昇する』などといった起こりえる事象に作用する程度の能力しか持たない。
決めワザは鞭の先端が9つに割れ、光を放ちながら揺れる柄が持ち上げての連続殴打。発動すればほぼ確実に相手アクターを追い詰める強力な能力である。アクターネームはスペイン語で可愛いお嬢さんという意味らしい。
アジョラ・ボカ
熊倉拓二が古びたゴーグルによって変身するアクター(作中では変身シーンはなし)。全体的にロボットを基調とした意匠となっており、ハリボテのような薄い鉄板の胴体の下から金タイツを履いた足が伸び、右手はロボットアームになっている。
その見た目から接近戦は苦手としているが、特殊能力として『指定した相手に腹痛を引き起こす』といった異色の能力を持っており、相手によっては闘わずして勝利を得られる事もあるが相手の体から少し離れたカードを回収しにいく手間があり、カード集めは上手くいっていない様子。
背中に背負った排気筒から吐き出す黄色い煙が相手に触れると先にかけた『腹痛』の能力を強化する効果があり、手が付けられない状態になる。
アクターネームは、スペイン語でにんにくの口という意味で口が臭いという悪口である。